広く用いられている市場指標に基づき、インドのミッドキャップ株は10月21日水曜日、正式に調整局面入りした。Nifty Midcap 150が52週高値を10.2%下回ったためだ。スモールキャップ株とマイクロキャップ株の各指数も主要ベンチマークを上回る下落率となり、調整局面入りの基準に近づいた。

要点

  • Nifty Midcap 150は水曜日に1.4%下落し、8月31日の高値を10.2%下回った。
  • スモールキャップ株とマイクロキャップ株の各指数は、それぞれ直近の高値から8%、8.1%下落した。
  • バリュエーションは大型株の水準を上回っているものの、Kotak Mahindra AMCのAtul Bhole氏は、利益見通しは引き続き下支え要因になると述べた。

目次

ミッドキャップ株の調整がより広範な下落を示す

Nifty Midcap 150は、直近の下落を受けて一般的に用いられる調整局面入りの基準を超えた。定義には幅があるものの、直近のピークから少なくとも10%、20%未満の下落は、通常「調整」と表現される。

Nifty Smallcap 250は水曜日の取引で2.3%下落し、9月8日の高値からの下落率は8%となった。Nifty Microcap 250は2.6%下落し、10月第1週の直近高値を8.1%下回った。

SensexとNiftyはいずれも約0.5%安で取引を終えた。両主要ベンチマークは2026年に入ってから、これまでにそれぞれ約15%下落している。

個別銘柄ではさらに大きな下落

指数全体の下落率からは、構成銘柄の一部で生じた大幅な下落が見えにくい。2026年に52週高値を付けたミッドキャップ株97銘柄のうち、2銘柄はピークから40~45%下落し、18銘柄は30~40%、35銘柄は20~30%下落した。残る42銘柄の下落率は1~20%だった。

今年、52週高値を付けたスモールキャップ株172銘柄のうち、9銘柄は40~45%下落し、32銘柄は30~40%、54銘柄は20~30%下落した。さらに77銘柄は1~20%下落した。

ミッドキャップ株とスモールキャップ株の各指数は、過去2年間にそれぞれ3回、調整局面入りしている。2025年1~2月には、ミッドキャップ指数が約19%下落し、スモールキャップ指数はその後回復する前に約26%下落した。

投資家の見方とバリュエーションへの圧力

株式投資信託を通じた個人投資家の投資や、個別株への直接投資が、過去2年間に広範な市場の弱さに直面した多くの小型株を下支えしてきた。現在は、高いバリュエーションに対する注目が強まっている。

Sundaram Mutualのマネージングディレクター、Anand Radhakrishnan氏は、一部の国内投資家が大型株からミッドキャップ株やスモールキャップ株へ資金を移し、海外投資家の売りが続く中で、これらを相対的に安全な投資先とみなしていたと述べた。バリュエーションの上昇に伴い、そうした見方が変わる可能性があり、個別株の調整は指数レベルでは必ずしも全容が見えないとも述べた。

利益見通しが下支え要因に

下落したとはいえ、ミッドキャップ指数はNiftyに対して42%のプレミアムで取引されており、過去5年平均の40%をわずかに上回る。スモールキャップ指数のプレミアムは45%で、過去5年平均の75%を下回っている。

Kotak Mahindra AMCのエグゼクティブ・バイスプレジデント兼ファンドマネジャー、Atul Bhole氏は、小型企業のバリュエーションは非常に高い水準から低下したものの、依然として高いと述べた。一方で、ミッドキャップ株とスモールキャップ株全体の利益見通しは底堅いとし、成長率を16~20%と予測した。

Bhole氏は、戦争、原油価格、利回りに関するニュースの改善が、リリーフラリーを引き起こす可能性があると述べた。ただし、これは条件付きの見方であり、市場の反転が確認されたわけではない。

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