CoreWeave株は2026年10月21日に61.82ドルで取引を終え、10月6日の終値91.72ドルから32.6%下落した。株価は直近の取引平均を大きく下回る一方、同社には約1,040億ドルの売上高受注残があり、多額の負債と支払利息を抱えている。

主なポイント

  • 株価は10月21日に0.31ドル下落し、10月15日の終値からは7.87ドル下落した。
  • 第2四半期の売上高は2倍超に増加したが、CoreWeaveは6億2,600万ドルの純損失を計上した。
  • 契約済みの売上高は事業の見通しを高める一方、契約履行要件と資金調達コストが引き続き重要な要素となる。

目次

CoreWeave株は直近の平均を下回る

Nasdaqの終値を見ると、直近4営業日の値動きは比較的狭い範囲にとどまり、61.39ドル、61.12ドル、62.13ドル、61.82ドルだった。この短期的な安定は、10月の大幅な下落に続くものだ。

10月21日の終値は、20日平均の79.26ドルを約22.0%、50日平均の85.35ドルを27.6%下回った。また、10月15日の終値69.69ドルからも11.3%下落していた。

各取引日の中では、依然として値動きが激しかった。10月21日、株価は64.36ドルで寄り付き、64.58ドルまで上昇した後、59.31ドルまで下落し、約7,660万株が取引された。したがって、直近の終値が近い水準に集まっているからといって、日中の変動が収まったわけではない。

項目詳細
流動リコース債務2026年6月30日時点で62億3,500万ドル
固定リコース債務2026年6月30日時点で251億7,000万ドル
流動ノンリコース債務2026年6月30日時点で12億7,800万ドル
固定ノンリコース債務2026年6月30日時点で23億8,500万ドル

売上高の伸びでも資金調達の圧力は解消せず

2026年6月30日終了の四半期について、CoreWeaveは売上高25億7,500万ドルを報告した。前年同期は12億1,200万ドルだった。調整後EBITDA(利払い・税引き・減価償却・償却前利益)は15億1,000万ドルで、利益率は59%に達した。

こうした営業実績は純利益には結び付かなかった。支払利息は6億4,000万ドルで、4,900万ドルの営業損失も計上し、純損失は6億2,600万ドル、1株当たりでは1.14ドルとなった。

支払利息だけで四半期売上高のおよそ4分の1に相当した。このことは、大規模な契約事業と高い調整後EBITDA利益率だけでは、最終損益の黒字化を示すには不十分である理由を説明している。

6月30日時点で、貸借対照表上のリコース債務とノンリコース債務の計上額は合計350億6,800万ドルだった。以下の内訳では、流動債務と長期債務を区別している。

受注残は履行状況と顧客基盤の集中度に左右される

CoreWeaveが提出した6月期のForm 10-Qでは、顧客集中度と残存履行義務の詳細が示されている。同社は残存履行義務を1,037億ドルと報告し、その41%は2028年6月30日までに売上高として認識される見込みだ。

この契約上の金額は、すでに計上された売上高とは異なる。将来の事業見通しを示すものではあるが、売上高の認識は契約締結時ではなく、履行期間にわたって行われる。

提出書類では、主要顧客3社をCustomer A、Customer B、Customer Cとのみ表記している。各社は第2四半期の売上高の36%、26%、10%を占めた。6月30日時点では、Customer AとCustomer Bがそれぞれ売掛金の32%を占めていた。

CoreWeaveは、稼働中の電力容量が1.5ギガワットである一方、契約済み電力容量は約3.7ギガワットと報告した。この違いは、すでに稼働している容量と、事業拡大を支えるより広範な容量契約とを区別するものだ。

結論

次の業績確認の節目は、2026年9月30日終了四半期のCoreWeaveの決算となる。売上高への転換、支払利息、稼働中の容量は、6月期の状況と比較する次の指標となる。提供された会社資料では、決算発表日は確定していない。

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