ライフサイエンス・診断企業のダナハーは、2026年第3四半期に売上高が66億ドルに達して増収となり、通期の調整後利益予想を引き上げました。10月21日の発表では、第4四半期も基調的な成長が続くとの見通しを示しましたが、呼吸器関連売上高が全体の重しになると予想しています。

主なポイント

  • 第3四半期の売上高は8.5%増加し、調整後希薄化後1株当たり利益は11.5%増の2.11ドルとなりました。
  • 呼吸器関連売上高を除くコア売上高は5.5%増加し、呼吸器関連売上高を含めた場合は3.0%増でした。
  • ダナハーは2026年の調整後利益見通しを引き上げ、第4四半期のコア成長率を約3.0%と予想しました。

目次

ダナハーの業績、呼吸器関連売上高以外の成長を示す

ダナハーの第3四半期決算発表は、2026年9月25日までの3カ月間を対象としています。同社は継続事業の希薄化後1株当たり利益を1.71ドルと報告しました。前年同期は1.27ドルでした。非GAAP指標である調整後希薄化後1株当たり利益は、1.89ドルから2.11ドルに増加しました。

売上高の伸び率は、使用する指標によって異なりました。報告ベースの売上高は8.5%増加した一方、非GAAPベースのコア売上高は3.0%増でした。呼吸器関連売上高を除くと、コア成長率は5.5%となり、呼吸器関連売上高が全体のコア成長率を押し下げたことが示されました。

ジュリー・ソーヤー・モンゴメリー最高経営責任者(CEO)は、売上高、利益、キャッシュフローが経営陣の予想を上回ったと述べました。また、ダナハーの各最終市場で改善傾向が見られると指摘し、ダナハー・ビジネス・システムを通じた実行力が需要を財務実績につなげるのに寄与したと評価しました。

項目詳細
2026年第3四半期の営業キャッシュフロー19億ドル
2026年第3四半期の非GAAPベースのフリーキャッシュフロー16億ドル
従来の2026年調整後希薄化後1株当たり利益の見通し8.45~8.60ドル
改定後の2026年調整後希薄化後1株当たり利益の見通し8.57~8.62ドル

第4四半期見通し、基調的な需要と呼吸器関連の逆風を区別

ダナハーは2026年第4四半期について、呼吸器関連売上高を除く非GAAPベースのコア売上高が前年同期比4.0%~5.0%増加すると予想しています。呼吸器関連売上高は約150ベーシスポイントの下押し要因となり、コア売上高全体の成長率は約3.0%になる見込みです。

最新の決算と見通しを比較する際には、この違いが重要です。4.0%~5.0%の予想は呼吸器関連売上高を除いた数値であり、コア売上高全体の成長見通しとして扱うべきではありません。

マシュー・グジーノ最高財務責任者(CFO)は、調整後営業利益率を約29.5%と予想しました。これらの数値は経営陣の予想であり、確定した実績ではありません。

年間利益レンジの引き上げと成長の優先課題

ダナハーは通期の調整後希薄化後1株当たり利益の見通しについて、レンジの上限と下限の双方を引き上げました。この改定は、営業キャッシュフローとフリーキャッシュフローも大きく生み出した四半期を受けたものです。

ソーヤー・モンゴメリー氏は、ライフサイエンスと診断分野で市場シェアを獲得し、持続可能で収益性の高い成長を実現することを同社の優先課題に掲げました。これらは経営陣の目標を示すものであり、将来の成果が確定したことを意味するものではありません。

ダナハーは、重要となる可能性のある複数の項目が不確実な将来の事象に左右されるため、将来予想に関する非GAAP指標を比較可能なGAAP指標に完全に調整することはできないと述べました。

結論

次の業績確認の焦点は第4四半期です。呼吸器関連の逆風があるなかでダナハーが予想したコア成長を達成できるか、また、引き上げ後の調整後利益レンジ内で2026年を終えられるかが注目されます。

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