ウィンダムの2026年第3四半期決算では、米国のホテル事業が好調だった一方、海外の販売可能客室1室当たり売上高が落ち込み、売上高は増加したものの純利益は減少した。ホテルフランチャイズ企業の同社は10月21日、売上高が4億1,000万ドルとなり、アナリスト予想の4億796万ドルを上回ったと発表。また、自社株買いの承認枠を4億ドル拡大した。

主なポイント

  • 売上高は前年同期比7%増加した一方、純利益は6%減の9,900万ドルとなった。
  • 米国の販売可能客室1室当たり売上高は6%増加したが、海外では為替一定ベースで3%減少した。
  • 取締役会は自社株買いの承認枠を4億ドル拡大した。これは四半期中に実施した9,100万ドルの自社株買いとは別枠となる。

目次

ウィンダム決算、売上高と利益の明暗が分かれる

9月30日までの3カ月間の売上高は、前年同期の3億8,200万ドルから増加した。ウィンダムが発表した第3四半期決算によると、増収は販売可能客室1室当たり売上高の上昇、世界的な客室純増、フランチャイズ料、付帯収入、保有する2ホテルからの収入によるものだった。

純利益は1億500万ドルから9,900万ドルに減少した。調整後の利払い・税引き・減価償却前利益(EBITDA)は3%減の2億700万ドルとなり、調整後希薄化後1株当たり利益(EPS)は1.46ドルから1.43ドルに減少した。

マーケティング基金の収入と費用の計上時期が比較に影響した。直近四半期の基金収入は費用を100万ドル上回ったが、前年同期は1,800万ドル上回っていた。これらの影響を除いたウィンダムの比較可能ベースでは、調整後EBITDAは5%増加し、調整後希薄化後EPSは約9%増加した。これらの調整後の比較は、報告ベースの減少とは異なる。

項目詳細
四半期配当(1株当たり)2026年第3四半期に0.43ドルを支払い
営業キャッシュフロー2026年第3四半期に9,300万ドル
四半期末現金2026年9月30日時点で7,100万ドル
総流動性四半期末時点で9億8,800万ドル
純有利子負債倍率3.6倍。経営陣が示す目標範囲の3~4倍以内

米国ホテル事業の成長が海外の弱さを相殺

為替一定ベースで、世界全体の販売可能客室1室当たり売上高(RevPAR)は2%増加した。米国のRevPARは、稼働率と平均客室単価の改善を反映して6%上昇した。最高経営責任者(CEO)のジェフ・バロッティ氏は、米国の成長が経営陣の当初予想を上回り、市場シェアの拡大も伴ったと述べた。

海外のRevPARは為替一定ベースで3%減少した。中国が主な弱点となり、旅行需要の軟化が業績を圧迫して10%減少し、複数の他地域での成長を相殺した。

支払不能となったRevo Hospitality Groupに関連する客室を除くと、ホテル客室数と開発パイプラインはそれぞれ4%拡大した。開発パイプラインは2,200軒超のホテルで約26万4,000室に達した。ロイヤルティー収入とフランチャイズ料は6%増加し、客室数の増加とホテル業績がフランチャイズ事業に寄与したことを示した。

経営陣が業績見通しを引き上げるなか、自社株買い余力も拡大

ウィンダムは四半期中に9,100万ドル相当の自社株を買い戻し、2026年最初の9カ月間の買い戻し総額は1億9,600万ドルとなった。追加の4億ドルの承認枠により、今後の買い戻し余力が拡大する。これは支出済みの金額を示すものではない。

同社は四半期配当として3,200万ドルも支払った。将来の配当が保証されていると見なすよりも、現金分配と流動性の状況の方が、資本配分を具体的に示している。

経営陣は2026年通期のRevPAR、調整後EBITDA、1株当たり利益の見通しを引き上げた。これらは将来予想であり、確定した実績ではない。

結論

今四半期は、フランチャイズ収入と米国のホテル事業が好調だった一方、報告ベースの利益は減少した。ウィンダムは、決算内容の次回説明を2026年10月22日午前8時30分(米国東部時間)に予定し、業績見通しを引き上げた。

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