2026年9月30日終了の第3四半期について、StorageVaultの決算は売上高と営業指標の改善を示した一方、カナダのストレージ事業者である同社は純損失に転じた。10月21日の発表で、同社は売上高が前年同期比6.5%増の9,420万ドルとなり、第4四半期に予定する配当を0.5%引き上げたと報告した。

主なポイント

  • 四半期の純営業利益は7.1%増加し、調整後運営資金(AFFO)は6.3%増加した。
  • StorageVaultは四半期に640万ドルの純損失を計上した。前年同期は2,050万ドルの利益だった。
  • 2026年第4四半期の配当は普通株1株当たり0.003051ドルに引き上げられる。

目次

StorageVaultの決算、営業面の成長と純損失を分けて示す

StorageVaultの第3四半期決算発表によると、純営業利益(NOI)は前年同期の6,020万ドルから6,450万ドルに増加した。売上高は8,850万ドルから増加し、営業費用の伸びは5.0%と、売上高の伸びを下回った。

運営資金(FFO)は2,720万ドルとなり、7.7%増加した。調整後運営資金(AFFO)は前年同期の2,720万ドルから2,890万ドルに増え、6.3%の伸びとなった。普通株1株当たりの基本額では、FFOが7.4%、AFFOが6.1%増加した。

こうした改善は純利益にはつながらなかった。当四半期には3,090万ドルの減価償却費が含まれ、前年同期は不動産およびデリバティブの利益が大幅に大きかった。そのため、比較にはストレージ事業そのものの業績以外の要因も反映されている。

項目詳細
第3四半期の支払利息2026年は2,790万ドル、2025年は2,630万ドル。
第3四半期の販売費・一般管理費760万ドル、前年同期は670万ドル。
第3四半期の不動産実現益約1万2,000ドル、前年同期は1,570万ドル。
第3四半期のデリバティブ損益180万ドルの損失、前年同期は890万ドルの利益。

既存店舗の成長、事業全体を下回る

既存のセルフストレージ店舗の売上高は当四半期に2.1%増加し、NOIは3.1%増加した。いずれも会社全体の伸びを下回った。

既存店舗の指標は、前会計年度の期首以前から所有または賃借している安定稼働店舗を対象としている。2026年の対象は210店舗、総面積1,154万5,239平方フィートであり、StorageVaultの事業全体ではない。

最高財務責任者(CFO)のIqbal Khan氏は、顧客需要が引き続き堅調だと述べ、規律ある収益管理を評価する一方、経済環境と競争環境が一段と厳しくなっていることも認めた。また、問い合わせ件数は堅調で、買収パイプラインは健全だと説明した。

9カ月累計の業績は異なる成長ペースを示す

9月30日までの9カ月間では、売上高が9.0%増の2億7,050万ドル、NOIが8.7%増の1億7,730万ドルとなった。既存店舗の売上高とNOIは、それぞれ4.1%、4.4%増加した。

9カ月累計のFFOは9.1%増の6,790万ドルだった。AFFOは7.8%増の7,370万ドルとなり、普通株1株当たりのAFFOも7.8%増加した。この7.8%という数値は年初来期間に適用され、第3四半期単独の数値ではない。

StorageVaultは9カ月累計で2,650万ドルの純損失を計上し、営業キャッシュフローは8,380万ドルだった。9月30日時点の現金残高は1,900万ドルだった。

配当を増額、調整後指標には限界も

StorageVaultは2026年第4四半期の配当を0.5%引き上げ、普通株1株当たり0.003051ドルとすると発表した。発表では支払日は明示されなかった。

NOI、FFO、AFFOは、会社独自の定義に基づく非IFRS指標である。StorageVaultはAFFOを、FFOに買収・統合費用を加えたものと定義している。同社は、これらの指標は純利益や営業キャッシュフローの代替ではなく、分配に充当可能な現金を示すものでもないと注意を促している。

結論

StorageVaultは純損失に転じたものの、営業指標は改善した。次に確認されている変更は第4四半期の増配であり、その後の業績で、既存店舗の成長が第3四半期のペースから加速するかが明らかになる。

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