2026年第3四半期のインテル決算は増収となったが、第4四半期の売上高見通しが予想を下回り、10月29日の時間外取引で株価は約21%下落した。半導体メーカーの同社は、減速するPC市場とデータセンター事業に影響を及ぼす供給制約に直面している。

主なポイント

  • インテルは第4四半期の売上高を150億~160億ドルと予想し、アナリスト平均の170億ドルを下回った。
  • データセンターの成長がPC向けチップの販売低迷を補い、第3四半期の売上高は前年同期比21%増加した。
  • インテルは、PC市場の減速が少なくとも2027年上半期まで続くと予想している。

インテルの決算と第4四半期見通し

インテルは 第3四半期決算と見通しで、第4四半期の調整後EPSを0.25ドルと予想した。アナリスト予想の0.43ドルを下回る水準だ。売上高見通しも、アナリスト平均の170億ドルを下回った。

9月26日終了四半期の売上高は165億ドルで、アナリスト平均と一致した。調整後EPSは0.52ドルで、予想の0.41ドルを上回った。一般に公正妥当と認められた会計原則(GAAP)に基づく報告ベースのEPSは0.60ドルだった。

インテルは第4四半期の調整後売上総利益率を38%と予想した。これらの数値は予測であり、確定した実績ではない。

項目詳細
データセンター・AI部門、2026年第3四半期売上高73億ドル、前年同期比78%増
クライアント部門、2026年第3四半期売上高81億ドル、前年同期比5%減
インテル・ファウンドリー、2026年第3四半期売上高67億ドル、前年同期比58%増

データセンターの成長がPC販売の低迷を補う

インテルのデータセンター・AI事業は第3四半期に大幅に成長した一方、PC向けチップを製造するクライアント部門は減収となった。ファウンドリーの売上高も増加した。

部門別数値にはインテル内の事業間取引が含まれるため、単純に合算して全社売上高を算出することはできない。

供給不足と投資計画

最高経営責任者(CEO)のリップブー・タン氏は、一部原材料の不足とイスラエルの工場の操業停止がデータセンター事業を制約したと述べた。同工場は火災の後、2週間にわたり操業を停止しており、数日以内に再稼働する見込みだった。

最高財務責任者(CFO)のデービッド・ジンスナー氏は、工場の操業停止により第4四半期の売上高が約3億ドル押し下げられ、2027年第1四半期にも同程度の減少が見込まれると述べた。

インテルは、2026年の工場および設備への支出を約200億ドルと見込み、2027年には大幅に増やす計画だ。ジンスナー氏は、生産能力の拡大に投資するため、2027年にはフリーキャッシュフローを生み出せない可能性が高いと述べた。

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