ジョンソンコントロールズとArmadaの提携は、2027年に500メガワットの分散型AIコンピューティング処理能力を構築することを目指しています。2026年10月21日にベルリンで開催されたNVIDIA GTCで発表されたこの協業では、プレハブ型データセンターとジョンソンコントロールズの熱管理技術を組み合わせます。この処理能力は計画中の展開であり、すでに稼働しているインフラではありません。

主なポイント

  • ジョンソンコントロールズとArmadaは、2027年に500 MWの分散型コンピューティング処理能力を構築する計画です。
  • 工場での一体化により、建設・試験作業を顧客の現場から移すことを目指します。
  • 施設にはNVIDIAのVera RubinプラットフォームとDSX PODリファレンス設計を採用します。

目次

ジョンソンコントロールズとの提携、工場での一体化を推進

Armadaの工場製造型展開計画では、両社がモジュール型AI施設の設計、製造、一体化、展開を行い、出荷前にケーブル配線、配線工事、配管、機能検証を完了することが想定されています。この方式により、反復性の高い建設作業をすべて設置先で行うのではなく、工場に移します。

コンピューティング機器、ネットワーク、ラック単位の電源設備、液冷配管は、納入前に一体化され、検証されます。各設置先では、Armadaがコンテナを、あらかじめ整備された電力、水、冷却、ネットワークのインフラに接続します。その後、顧客は標準化されたコンテナを追加することで処理能力を拡大できます。

このモデルは展開期間の短縮を目指すものですが、設置場所の準備やユーティリティへの接続が不要になるわけではありません。Armadaによると、工場製造型の方式では数カ月で処理能力を稼働させることが可能です。これは展開モデルについての同社の主張であり、計画されている500 MWが実現したことを示すものではありません。

項目詳細
コンピューティングプラットフォームNVIDIA Vera Rubin
コンテナのリファレンス設計NVIDIA DSX POD
米国の製造拠点アリゾナ州ギルバートのGalleon Forge One
アイルランドの製造拠点ジョンソンコントロールズとの提携により運営されるダブリンのGalleon Forge Two

役割を定める熱管理と顧客による管理

ジョンソンコントロールズのCEO、Joakim Weidemanis氏は、この協業では、エッジでのコンピューティング展開におけるArmadaの経験と、ジョンソンコントロールズの熱管理技術、エンジニアリング能力、世界規模の製造力を組み合わせると述べました。ジョンソンコントロールズにとって、このプロジェクトは、AI機器の稼働に必要な物理システムに、建物インフラに関する専門知識を活用する取り組みです。

Armadaは、モジュール型データセンターの設計、製造、一体化、カスタマイズ、保守、納入を担います。NVIDIAは、自社のコンピューティングプラットフォーム向けリファレンス設計の設計、試験、検証を担当します。

計画されているネットワークは、主権型インフラとして説明されています。顧客はクラウドへの依存なしに、自社のモデル、データ、およびそれらを稼働させるインフラを所有・管理できます。Armadaは、すべての処理能力を1カ所に集中させるのではなく、エネルギー源の近くに施設を分散配置する方針です。

結論

次に予定されている節目は、2027年に計画されている処理能力の構築です。実現には、モジュールの製造と一体化、顧客の設置場所の準備、運用に必要なインフラへの接続が鍵となります。

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