SpaceXの売上高は、Super Intelligence事業の急速な拡大とStarlinkの接続サービス売上高の増加に牽引され、2026年9月30日に終了した四半期に前年同期比161%増の146億ドルとなった。同社は純利益44億ドルを計上し、前年同期の11億ドルの損失から黒字に転じた。

主なポイント

  • Super Intelligenceの売上高は76億ドルとなり、四半期ベースで最大の売上高セグメントとなった。
  • Starlinkの消費者向け契約者数が1,360万人に達し、接続サービスの売上高は69%増加した。
  • 設備投資は196億ドルとなり、その大半がSuper Intelligenceに振り向けられた。

目次

SpaceXの売上高成長で四半期黒字に復帰

SpaceXの第3四半期決算発表によると、営業利益は28億ドルとなり、前年同期の営業損失2億7,300万ドルから改善した。売上高は2025年第3四半期の56億ドルから増加した。

調整後利払い・税引き・減価償却前利益(EBITDA)は88億ドルとなり、306%増加した。この非GAAP指標には株式報酬や減価償却などの費用が含まれないため、純利益の代替指標ではない。

この決算により、SpaceXが第3四半期に黒字だったことが明らかになった。2026年の最初の9カ月間では、売上高271億ドル、営業利益7億500万ドルを計上した。

項目詳細
宇宙部門の売上高2026年第3四半期は17億7,000万ドルで、前年同期比6%増。
顧客向け打ち上げ四半期中に12回。前年同期は15回。
初の収益を生むStarshipミッションブロードバンド衛星網にStarlink V3衛星26基を投入。
公称コンピューティング能力9月30日時点で1.7 GW。6月30日時点は1.4 GW。

Super Intelligenceの拡大が売上高増加を主導

Super Intelligenceの売上高は前年同期比830%増の76億ドルとなった。SpaceXは、主に新たなクラウドサービス契約、Cursorの買収、ならびに法人顧客と消費者によるGrokの採用拡大が増加の要因だと説明した。

同セグメントは営業利益4億3,100万ドルを計上し、前年同期の営業損失17億ドルから黒字に転じた。当四半期の業績には、Cursorの買収に関連する株式報酬費用12億ドルが含まれている。

SpaceXは2026年8月14日にCursorの買収を完了した。Cursorは買収完了日から9月30日までに連結売上高6億800万ドルを計上した。つまり、当四半期に含まれたのは買収後の寄与の一部にとどまる。

Starlinkが成長する一方、インフラ投資は高水準を維持

接続サービスの売上高は52億ドルとなり、前年同期比69%増、第2四半期比22%増だった。同セグメントの営業利益は前年同期比99%増の24億ドルとなった。

Starlinkの消費者向け契約者数は、6月末の1,200万人から1,360万人に増加した。消費者向け月間平均ユーザー当たり売上高は、前四半期の66ドルから69ドルに改善したものの、前年同期の83ドルを下回った。したがって、契約者数の増加には、前年同期比の増加ではなく、四半期ベースでの顧客当たり売上高の回復が伴った。

設備投資は196億ドルで、このうち164億ドルがSuper Intelligence向けだった。この支出は四半期売上高を上回っており、インフラ構築の規模の大きさを示している。設備投資は営業利益の算定に用いる費用とは異なる。

結論

当四半期は、売上高の急増と黒字復帰に加え、大規模なインフラ投資が並行した。今後の確定した節目として、規制当局の承認やその他の通常の条件を前提に、SpaceXが800 MHzの周波数免許ポートフォリオを取得する契約が2027年上半期に完了する見込みとなっている。

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