国家安全保障分野のテクノロジー企業であるCACIは、2027年度第1四半期に利益を伸ばし、通期の売上高および調整後利益の見通しを引き上げた。2026年10月21日に発表した決算によると、9月30日終了四半期の売上高は24億7,000万ドル、調整後希薄化後1株当たり利益は7.66ドルだった。
主なポイント
- 売上高は8.2%増加し、調整後希薄化後1株当たり利益は11.8%増加した。
- 契約受注額は48億ドルで、その約61%が新規事業だった。
- CACIは2027年度の売上高および調整後利益の見通しを引き上げた一方、フリーキャッシュフロー目標は維持した。
目次
CACIの利益、売上高を上回るペースで増加
CACIの2027年度第1四半期決算では、純利益が4.5%増の1億3,040万ドルとなった。GAAPベースの希薄化後1株当たり利益は3.7%増の5.84ドル、調整後純利益は12.7%増の1億7,100万ドルだった。調整後利益の指標では、無形資産償却費とそれに関連する税の影響を除外している。
売上高の伸びには、2.1%のオーガニック成長が含まれた。営業利益は売上高と売上総利益の増加に支えられ、16.6%増の2億4,750万ドルとなった。CACIは、支払利息の増加と税引当額の増加が営業利益の改善を一部相殺したと説明した。
キャッシュ創出は反対の動きとなった。非GAAP指標のフリーキャッシュフローは6.6%減の1億3,350万ドルだった。同社の債権購入契約を除く営業キャッシュフローは、主に運転資本の増加により9.5%減の1億4,480万ドルとなった。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 2027年度売上高見通し | 107億~109億ドル(従来は106億5,000万~108億5,000万ドル) |
| 2027年度調整後純利益見通し | 7億4,000万~7億6,000万ドル(従来は7億3,500万~7億5,500万ドル) |
| 2027年度調整後希薄化後1株当たり利益見通し | 33.18~34.08ドル(従来は32.96~33.86ドル) |
| 2027年度フリーキャッシュフロー見通し | 少なくとも9億ドル、変更なし |
契約受注が資金手当済み受注残を拡大
四半期の契約受注額は48億ドルに達し、ブック・トゥ・ビル比率は2.0倍となった。つまり、受注額は四半期売上高のおよそ2倍だった。ただし、受注額はすでに計上された売上高を意味するものではない。
資金手当済み受注残は前年同期比14.8%増の62億ドルとなった一方、受注残総額は0.3%増の340億ドルにとどまった。この差は、受注残全体よりも資金手当済み案件の伸びが強かったことを示している。
主な受注には、米中央軍への支援と米陸軍特殊作戦コマンド向けのタスクオーダーが含まれた。CACIは、それぞれについて、契約の上限額全額ではなく、現行の要件に基づき、受注額および受注残の価値として12億ドルを計上した。
通期見通しを引き上げ、キャッシュフロー目標は据え置き
経営陣は2027年度の売上高、調整後純利益、調整後希薄化後1株当たり利益の見通しを引き上げた。ジョン・メングッチ最高経営責任者(CEO)は、引き上げの理由として四半期決算、受注残、案件パイプラインを挙げた。
第1四半期に減少したにもかかわらず、更新後の見通しでは年間フリーキャッシュフロー目標を据え置いた。これらの数値は経営陣の予測であり、確定した実績ではない。
結論
CACIは2027年度を、利益の増加と資金手当済み受注残の拡大を伴ってスタートした一方、四半期のキャッシュフローは減少した。経営陣が決算と事業動向について次に予定している説明の場は、2026年10月22日午前8時(米東部時間)の電話会議だ。
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