737 MAX 10は2026年10月20日、連邦航空局(FAA)の型式証明を取得し、ボーイングのMAXシリーズ最大機は、予想されていた規制当局の判断を通過した。ボーイングは、この承認により今後数カ月以内に顧客への引き渡しが可能になると述べた。同機の受注数は計1,555機に上る。

主なポイント

  • FAAの型式証明手続きは完了したが、ボーイングは初回引き渡し日を明らかにしていない。
  • 737-10は、未納の737 MAX受注の30%超を占める。
  • 型式証明取得に向けた取り組みでは、広範な飛行試験、地上試験、安全性評価が行われた。

目次

737 MAX 10の承認で引き渡しに注目が移る

ボーイングが10月20日に発表した型式証明取得により、FAAが同機を承認したことが確認され、10月16日時点で未決だった規制上の問題に決着がついた。同社は今後数カ月以内に引き渡しを開始する見込みだとしている。この時期は将来見通しであり、顧客への引き渡しがすでに始まったことを示すものではない。

この違いはボーイングの事業にとって重要だ。型式証明の取得によって同機の納入に対する規制上の障壁は取り除かれたが、航空機が顧客に届くペースや、受注が売上高に計上される時期が確定したわけではない。

項目詳細
型式証明飛行試験試験飛行は合計で約1,000回。
飛行試験時間飛行時間は合計で2,000時間超。
地上試験1,000時間。
型式証明関連文書数万ページ。

受注状況が最大機の商業的重要性を示す

ボーイングによると、30社超の顧客が737-10を購入している。同機の受注数は1,555機で、MAXプログラムの未納受注の30%超を占める。同社の将来の単通路機引き渡し計画において、大きな比重を持つ機種となっている。

同機の標準的な2クラス客室の座席数は185~210席で、最大座席配置では230席となる。ボーイングが公表する航続距離は最大3,100海里(5,740キロメートル)だ。

今回の承認により、MAXシリーズ全機種の型式証明が完了した。ボーイングによると、小型の737-7は2026年初めにFAAの型式証明を取得している。

安全審査では拡充された型式証明要件を適用

ボーイングは、737-10が2020年航空機型式証明・安全・説明責任法(Aircraft Certification, Safety, and Accountability Act)の要件を全面的に適用して型式証明を取得した初の商用航空機だと述べた。同法は、安全性評価とヒューマンファクター評価に関する文書化の強化を求めている。

同機には改良型迎角(Angle-of-Attack)システムが導入されており、ボーイングによると、このシステムはMAXシリーズ全機種で標準装備となる。型式証明プログラムでは、飛行試験と地上試験に加え、広範な文書作成とFAAとの正式な協議が行われた。

結論

型式証明の取得が完了し、次の節目は初の顧客への引き渡しとなる。ボーイングが示した時期は今後数カ月以内だが、具体的な引き渡し日は公表していない。

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