2026年10月16日、パートナーとの協議で顧客データの移行が加速していることが示されたことを受け、J.P. MorganではSnowflakeをめぐる見方がより前向きになった。同社とLumen Technologiesが企業向けのプライベートデータ接続の強化計画を発表した翌日のことだ。同行はOverweightの投資判断と目標株価426ドルを維持した。

主なポイント

  • J.P. Morganは投資判断を引き上げず、Overweightと目標株価426ドルを維持した。
  • 同行の取材に応じたパートナーによると、Amazon Redshiftからの移行など一部の移行は、現在およそ3カ月で完了する。
  • LumenとSnowflakeはプライベート接続の拡大を意図している。この発表は、導入がすでに完了したことを示すものではない。

目次

Snowflakeの見通しを支える顧客移行の迅速化

J.P. Morganが確信を強めた背景には、Snowflakeの複数のパートナーとの対話がある。同行は、競合プラットフォーム、特にAmazon Redshiftからの移行が約3カ月で完了している点を強調した。

移行期間の短縮により、顧客はより早くSnowflakeの利用を始められる可能性がある。Snowflakeは従量課金制を採用しているため、商業面で重要なのはワークロードをより早期に同社のプラットフォームへ移行できる可能性であり、売上高の増加が保証されるわけではない。

移行期間は、アナリストを通じて伝えられたパートナーの見解であり、全社的な業績指標でも、経営陣による売上高予想でもない。入手可能な情報には従来の平均移行期間が示されておらず、すべての顧客が同じ結果を達成できることも確認されていない。

項目詳細
既存顧客の重複SnowflakeとLumenは数百社の顧客を共有している。
企業の拠点この協業は、クラウド、データセンター、企業拠点にまたがるデータを対象とする。
対象として挙げられた規制業種金融サービス、通信、ヘルスケア、公共部門。

Lumenとの協業は企業データへのプライベートアクセスを目指す

Lumenが10月15日に発表したプライベートデータ接続に関する計画では、同社のプログラム可能なネットワークとSnowflakeのAI Data Cloudを組み合わせる意向が示された。両社は、分析、アプリケーション、人工知能にまたがるデータの接続、ガバナンス、活用を容易にすることを目指している。

計画されている方式では、SnowflakeのData Connectivity Proxyを利用する。同プロキシはLumenのインフラに事前導入するよう設計された安全な接続レイヤーで、Lumenのプライベート光ファイバーネットワークを通じたデータ転送を可能にする。

両社によると、顧客はすでにハイブリッドな企業環境全体で統合機能を利用できる。新たな計画はその基盤を発展させ、追加のプライベート接続をより簡単に確立・管理する方法を検討するものだ。

アナリストの確信と導入の進展は別の問題

この2つの動きは、関連はあるものの異なる課題に取り組む。すなわち、既存のワークロードをSnowflakeへ移行することと、分散した企業データを安全に接続することだ。アナリストの評価も協業の発表も、売上高への寄与を定量的に示すものではない。

LumenとSnowflakeによると、規制業種の組織を含め、両社はすでに数百社の顧客を共有している。これは計画中の接続施策に既存顧客基盤があることを示すが、拡大されたサービスの利用を確約した顧客数ではない。

結論

次の実務上の確認点は、接続拡大計画の詳細と導入状況だ。10月15日の発表では提供開始日も予想売上高も示されておらず、これらの結果はJ.P. Morganの前向きな評価とは別に見極める必要がある。

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