Zcash NU7について、開発者は有効化の目標をブロック高3,543,405とすることで合意した。有効化は11月5日ごろと見込まれている。このアップグレードにより、ブロック生成間隔は75秒から25秒に短縮され、初期のプライバシーシステムであるSproutは終了する予定だ。10月21日時点では、選定されたブロック高を導入仕様に反映し、ノードソフトウェアに組み込む作業がなお必要だった。

主なポイント

  • 開発者は、有効化のブロック高を3,543,405とすることで合意した。有効化は11月5日ごろと見込まれるが、実装に向けた作業はまだ残っている。
  • ブロック生成間隔が短くなれば、3回の承認を要する入金の待ち時間は、約4分から約75秒に短縮される可能性がある。
  • 有効化時点でSproutに残る資金は使用できなくなり、ブロック手数料の60%は一時的に流通から外れる。

目次

Zcash NU7がSprout利用者に意味すること

Sproutを利用する保有者にとって、このアップグレードには決済の高速化以上に重大な期限が伴う。Zcashの初期のプライバシーシステムは、NU7の有効化時に完全に終了する予定だ。そこに残されたコインは使用できなくなる。

項目詳細
メインネットの有効化目標ブロック高3,543,405、11月5日ごろの見込み。仕様への反映とノードソフトウェアへの統合は未完了。
ブロック生成間隔75秒から25秒への短縮を予定。
Sproutプライバシーシステム有効化時に終了する予定。残存コインは使用できなくなる。
ブロック手数料60%が一時的に流通から外れ、2031年2月ごろからマイナーへの返還が始まる。
マイニング報酬のスケジュール既存の50%削減スケジュールを維持する。

承認はどれほど速くなる可能性があるか

NU7により、ブロックチェーンに追加されるトランザクションのまとまりであるブロックの生成間隔は、75秒から25秒に短縮される。ブロック生成頻度は3倍になる。

ZECの入金を反映する前に3回の承認を求める取引所の場合、待ち時間は約4分から約75秒に短縮される可能性がある。ただし、取引所が入金ポリシーを変更したことを示すものではない。

このアップグレードは10月初旬からZcashのテストネットで稼働している。今回合意されたメインネットのブロック高により導入に向けた手続きは進展するが、テストネットでの稼働とライブネットワークでの有効化は別のものだ。

手数料とマイニング報酬はどう変わるか

NU7では、各ブロックで徴収される手数料の一部をマイナーが受け取る時期も変更される。手数料の60%を一時的に流通から外し、2031年2月ごろからコインをマイナーに返還する予定だ。

この仕組みは、コインを恒久的に消却するものとは説明されていない。また、このアップグレードは、手数料に関する仕組みに置き換えるのではなく、マイニング報酬を50%削減するZcashの既存スケジュールを維持する。

有効化前に必要な作業は何か

Zcash Improvement Proposalの編集者がブロック高に合意したことを受け、開発者のSean Boweは火曜日に有効化提案を提出した。同グループはブロックチェーンのルール変更を承認する。Zakuraの公開アップグレードダッシュボードには現在、選定されたブロックがメインネットの有効化予定地点として掲載されている。

なお、合意と統合は別の段階だ。水曜日の協定世界時午前8時時点で、Boweの提案には2件の承認があったものの、導入仕様にはまだ統合されていなかった。同仕様では、メインネットの有効化ブロック高は未定のままだった。

アップグレードが有効になるには、ノードソフトウェアにも選定されたブロック高を組み込む必要がある。したがって、11月5日は選定されたブロックに関連する予想日であり、必要な導入作業がすでに完了したことを示すものではない。

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