Biomericaの2027年度第1四半期決算では、売上高の減少と粗利益率の急低下がコスト削減効果を上回り、約120万ドルの純損失となった。同診断製品会社は2026年10月16日に決算を発表するとともに、8月31日の四半期末以降、同社のinFoods IBS検査に関するメディケア関連の受注が初期段階ながら増加していると明らかにした。
主なポイント
- 粗利益率は31%から8%に低下し、営業費用が約14%減少した効果を上回った。
- 9月のメディケア関連受注は120%増の22件となった。処理済みの有効な初回請求は、1件当たり300ドルで支払われていた。
- 8月の株式私募により現金が増加した一方、取締役会は提携や事業統合の可能性について検討を続けた。
目次
Biomericaの決算、売上高と利益率の低下を反映
Biomericaの2027年度第1四半期決算では、純売上高は約130万ドルとなり、前年同期の140万ドルから減少した。同社は主な要因として、臨床検査機関からの受注の変動や出荷時期を挙げた。一方、一般用医薬品の販売と受託製造収入の増加が一部を相殺した。
粗利益は約10万3,000ドルとなり、前年同期の42万4,000ドルから減少した。Biomericaは、製品構成、販売数量の減少、売上原価に含まれる製造費用の計上時期を要因として挙げた。その結果、粗利益率は23ポイント低下し、営業費用を賄うために充てられる利益が縮小した。
営業費用は、管理費と人件費関連費用(専門サービス料を含む)の減少を反映し、約130万ドルとなった。前年同期は150万ドルだった。それでも、営業損失は約120万ドルに拡大し、前年同期の110万ドルを上回った。
1株当たり純損失は約0.37ドルだった。前年同期の約2,000ドルの純利益には、約110万ドルの従業員雇用維持税額控除(Employee Retention Credit)収入が含まれていたため、基礎的な営業損失との比較では大きな違いがある。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 一般用医薬品の売上高 | 2027年度第1四半期は約29万1,000ドルで、主に新規顧客からの受注により前年同期比81%増。 |
| 中東地域の売上高 | 前年同期比で約59%増加。 |
| 運転資本 | 2026年8月31日時点で約260万ドル、5月31日時点では150万ドル。 |
| hp+detectの販売 | 英国市場で、大手欧州臨床検査機関チェーンからの再注文が継続。 |
メディケア受注、初期段階の小規模な基盤から拡大
四半期末後、inFoods IBSのメディケア関連受注は8月の10件から9月には22件に増加した。これは120%の伸びに相当するが、絶対数は依然として少ない。
10月15日時点で、メディケアの注文が可能な顧客拠点は32カ所となり、8月31日時点の25カ所から増加した。13カ所がメディケア関連の注文を行い、そのうち9カ所は再注文だった。この区別は重要だ。注文可能になった拠点がすべて実際の利用者になったわけではない。
Biomericaによると、10月15日までに処理された有効なメディケア初回請求はすべて、臨床検査料金表(Clinical Laboratory Fee Schedule)に基づく1件当たり300ドルの全額が支払われた。ただし、請求は個別に審査されているため、この支払い実績を、将来のすべての請求が支払われる保証とみなすべきではない。
株式私募で現金ポジションを強化
現金および現金同等物は、5月31日時点の130万ドルから、8月31日時点で約270万ドルに増加した。主因は8月の私募だった。この資金調達では、約139万株の普通株を1株1.60ドルで売却し、ワラントやディスカウント証券を伴わずに、総額約223万ドルを調達した。
営業活動による現金支出は約80万2,000ドルとなり、前年同期の26万8,000ドルを上回った。前年同期には、約110万ドルの従業員雇用維持税額控除による現金受領が含まれていた。Biomericaによると、これらの受領額を除くと、営業活動による現金流出は前年同期比で約41%減少した。
開発業務と戦略的検討を継続
Biomericaは、機密扱いのライフサイエンス顧客向けの開発業務を継続した。契約上、当初の目標報酬額は175万ドルを超えるが、この金額は追加の作業範囲記述書(SOW)の締結を前提としており、全額が確保済みの売上高ではない。支払いは契約上のマイルストーンに応じて行われ、売上高はサービスの提供に応じて認識される。
同社はまた、取締役会による提携や事業統合の可能性の検討に関して、B. Riley Securitiesを独占的な財務アドバイザーに起用した。取引の発表はなく、Biomericaはこの検討が取引成立につながらない可能性もあると注意を促した。
結論
Biomericaのコスト削減では、四半期の粗利益減少を補えなかった一方、株式私募によって利用可能な現金は増加した。今後注目されるのは、進行中の商業化への取り組み、マイルストーンに基づく開発業務、戦略的検討だ。同社は取引も検討の完了時期も発表していない。
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