JioのIPOは2026年10月23日、2日目終了時点で売出株数の5.57倍の申し込みを集め、最終入札日を迎えた。総額30,213 croreルピーの募集では機関投資家が需要を主導し、個人投資家の申し込みは割当分の1.54倍となった。最終的な申し込み倍率はまだ公表されていない。

主なポイント

  • 2日目は適格機関投資家が需要を主導し、割当分の13.29倍の申し込みとなった。
  • Jioは純調達資金のうち最大27,500 croreルピーを、通信子会社の借入金の返済または期限前返済に充てる計画。
  • 約22%という非公式のグレーマーケット・プレミアムは、確定した上場価格でも、リターンを保証するものでもない。

目次

JioのIPO、機関投資家の需要が最も強い

募集は10月23日に締め切られ、価格帯は1株当たり1,065~1,119ルピー。上限価格で算定した場合、Jio Platformsの株式評価額は約10.3 lakh croreルピーとなる。

入札2日目の終了時点では、投資家層によって需要にばらつきがあった。機関投資家向けの申し込みは同区分の割当株数を大幅に上回った一方、個人投資家の需要は募集株数を超えたものの、その勢いはかなり弱かった。これらの数値は、申し込みを受け付けた株数と購入可能株数の比率を示すものであり、実際に割り当てを受ける投資家の人数を示すものではない。

一般向けの入札に先立ち、Jioは10月19日のアンカー投資家向け割当を通じて8,110 croreルピーを調達した。参加者にはLIC、BlackRock、Fidelityが含まれていた。

項目詳細
2日目の全体申し込み倍率5.57倍
適格機関投資家13.29倍
非機関投資家5.97倍
個人投資家1.54倍

新規調達資金の主な使途は債務返済

今回の募集は新規発行の株式27 crore株で構成され、売出株は含まれない。そのため、調達資金は既存株主ではなく会社に入る。Jioは純調達資金のうち最大27,500 croreルピーを、Reliance Jio Infocommの借入金の返済または期限前返済に充てる計画だ。

Jio Platformsが6月に提出したIPO草案は、2026年6月19日にインド証券取引委員会(SEBI)に記録された。この草案段階の記録は10月の入札に先立つものであり、最終的な申し込み倍率や非公式のグレーマーケット・プレミアムを確定するものではない。

個人投資家の申し込みは12株からで、12株単位で行う必要がある。価格帯の上限では、最低申込金額は13,428ルピーとなる。

証券会社はモバイル通信以外にも成長余地を見込む

Motilal Oswal Wealth Management、Swastika Investmart、Canara Bank Securitiesは、Jioの通信事業の規模や、家庭向けブロードバンド、法人向けサービス、テクノロジー分野での機会を理由に、申し込みを推奨した。これらは証券会社の見解であり、成果が保証されるものではない。

事業環境を示す指標では、売上高と利益が増加している。JioのFY26の営業収益は1.46 lakh croreルピーで、FY25の1.28 lakh croreルピーから増加した。純利益は26,109 croreルピーから30,049 croreルピーに増え、EBITDAは64,170 croreルピーから76,255 croreルピーに拡大した。

ユーザー当たり平均収益(ARPU)はFY24の181.7ルピーから、FY26には214ルピー、2026年6月期には215.6ルピーに上昇した。この改善は成長見通しを裏付ける材料となるが、収益の主なけん引役は依然として通信事業だ。Motilal Oswalは、新しいデジタルサービスは大規模展開時の大きな利益をまだ実証できていないと注意を促した。

グレーマーケット価格は上場価格とは別物

募集終了を前に、Jio株の非公式なグレーマーケット・プレミアムは約245ルピーとなり、募集価格の上限を約22%上回っていた。こうした指標は取引開始前に変動する可能性があり、取引所での初値を決めるものではない。

割当結果は2026年10月26日に確定する見通し。株式は10月28日にBSEとNSEで取引を開始する予定だ。

結論

直近で注目されるのは、10月23日の入札終了後に公表される最終的な申し込み倍率だ。これにより、10月26日に予定される割当と、10月28日に予定される上場を前に、需要の全体像が明らかになる。

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