Fabegeの不動産管理利益は、営業純利益の改善と住宅開発からの寄与拡大に支えられ、2026年1~9月に11%増の11億6,600万SEKとなった。10月21日に発表された決算では、第3四半期の賃貸契約も改善した一方、稼働率は87%で変わらなかった。
要点
- 9カ月間の賃料収入は、前年同期の25億8,100万SEKから26億7,800万SEKに増加した。
- 第3四半期の純賃貸契約は5,500万SEKのプラスとなったが、9カ月累計ではマイナスだった。
- 経営陣は投資と賃貸活動を優先しており、当面、自社株買いを実施する計画はない。
目次
既存物件の賃料が軟調ななか、Fabegeの収益は拡大
Fabegeの2026年1~9月期中間決算によると、不動産管理利益は前年同期の10億5,000万SEKから増加した。この指標は、9カ月間で約12億SEKだった総利益とは異なる。
賃料収入は前年同期比で約4%増加し、竣工済みプロジェクトが約1億3,200万SEK寄与した。しかし、同一ポートフォリオの賃料収入は1.2%減少した。これは、前年に純賃貸契約がマイナスだった影響を反映している。
この対比は重要だ。賃料収入全体の伸びは、既存ポートフォリオ全体の改善をまだ反映していない。新規プロジェクトからの寄与がその弱さを補った。剰余率は最初の9カ月間で74%、第3四半期で76%だった。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 住宅開発の営業純利益 | 2026年1~9月に1億1,200万SEK、うち第3四半期は3,300万SEK。 |
| 純支払利息 | 2026年1~9月に7億4,100万SEK。 |
| 投資支出 | 管理ポートフォリオ、プロジェクトおよび開発用不動産に総額約15億SEK。 |
| 未使用の融資枠 | 60億SEK。 |
賃貸活動は改善するも、稼働率は上昇せず
第3四半期の純賃貸契約は5,500万SEKとなり、前年同期の900万SEKから増加した。新規賃貸契約額は9,300万SEKで、契約終了額の3,800万SEKを上回った。
第3四半期の改善だけでは、それ以前の損失を完全には取り戻せなかった。1~9月の純賃貸契約は700万SEKのマイナスだった。稼働率は第2四半期から変わらず87%で、賃貸活動の改善と稼働スペースの増加は別の動きとなった。
四半期の賃料収入は第2四半期比で2.3%増加した。賃貸契約の改定交渉では、Fabegeは賃料を3%引き上げた6,040万SEK相当の改定に加え、従来条件で延長された契約もあったと報告した。
ベント・ウスタッド最高経営責任者(CEO)は、同社が賃貸活動の勢いを高めて最終四半期に入ったと述べた。同氏が挙げた優先事項は、顧客との協議をまとめ、稼働率を引き上げ、将来のキャッシュフローを強化することだった。
自社株買いより投資ニーズを優先
ウスタッド氏は、Fabegeには余剰資本が限られており、当面の自社株買いを始めるよりも投資を優先する必要があると述べた。一方で、自社株買いは引き続き検討対象の選択肢だとした。
資金調達では、8月に期間5年、利鞘103ベーシスポイントの6億SEKの社債を発行した。インタレスト・カバレッジ・レシオは2.7に上昇した。
経営陣はまた、後継テナントの入居に伴って賃貸契約を早期終了することで、2026年第4四半期に一時的な会計上の影響が生じると指摘した。ウスタッド氏によると、将来のキャッシュフローと年間賃料は既存の契約形態を上回る見込みだ。これとは別に、改修に関連する少額の賃料割引は2027年第3四半期まで続く見通しだ。
結論
第4四半期には、賃貸活動の改善が稼働率の上昇につながり始めるかどうかが明らかになる。賃料収入の数値を読む際には、経営陣が示した一時的な賃貸契約の会計上の影響も考慮する必要がある。
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