2026年第3四半期、Teledyneの利益は大幅に増加し、産業技術企業である同社は通期の利益見通しを引き上げた。10月21日に発表された決算によると、売上高は9.4%増の16億8,490万ドル、純利益は23.6%増の2億7,280万ドルとなり、Digital Imagingの成長がけん引した。

主なポイント

  • GAAPベースの希薄化後1株当たり利益は25.2%増の5.82ドル、調整後利益は6.72ドルとなった。
  • Digital Imagingの売上高は15%増加し、グループの営業利益率は20.6%に拡大した。
  • Teledyneは通期の利益見通しを引き上げた。約11億ドルのVarex買収は引き続き未完了である。

目次

Teledyne、売上高を上回るペースで利益が増加

第3四半期の売上高、営業利益、非GAAPベースの希薄化後1株当たり利益は、いずれも過去最高を記録した。売上高は前年同期の15億3,950万ドルから増加し、最近の買収による増収分1,170万ドルを含んでいる。

GAAPベースの希薄化後1株当たり利益は4.65ドルから5.82ドルに増加した。非GAAPベースの希薄化後1株当たり利益は20.6%増加し、5.57ドルから6.72ドルとなった。営業利益率は18.4%から20.6%に拡大し、営業利益が売上高を上回るペースで増加したことを示した。

Teledyneの非GAAP財務指標に関する説明によると、調整後数値はGAAPベースの業績を補足するものであり、これに取って代わるものではない。直近四半期の調整後数値では、買収した無形資産の償却費ならびに取引・統合費用が除外された。

項目詳細
2026年GAAPベース希薄化後EPS見通し21.71~21.87ドル。従来の20.73~20.99ドルから引き上げ。
2026年非GAAPベース希薄化後EPS見通し25.40~25.50ドル。従来の24.45~24.65ドルから引き上げ。
2026年9月27日時点の純有利子負債14億6,540万ドル。2025年12月28日時点の21億2,300万ドルから減少。
四半期末の連結レバレッジ比率0.9倍。

4部門すべてで成長、Digital Imagingがけん引

Digital Imagingの売上高は15%増の9億300万ドルとなり、部門営業利益は48.1%増の1億8,270万ドルに達した。Teledyneは、売上高の増加と有利な製品構成が改善につながったと説明した。

エグゼクティブ・チェアマンのRobert Mehrabian氏は、宇宙・無人用途向けの赤外線検出器とサブシステムを中心に、同部門のオーガニック成長が加速したと述べた。産業用ビジョンセンサー・システムやヘルスケアなど、主要な商業用画像事業も前年同期比で成長した。

他の3部門も成長したが、そのペースはより緩やかだった。Instrumentationの売上高は1.9%増、Aerospace and Defense Electronicsは4.3%増、Engineered Systemsは7.8%増となった。Mehrabian氏によると、過去3年間、すべての四半期で受注額が売上高を上回っており、資金手当て済みの受注残高は現在、約53億ドルに達している。

通期見通しの引き上げで第4四半期の基準を提示

経営陣は2026年のGAAPおよび非GAAPベースの利益予想をともに引き上げた。これらのレンジは将来予想に関する見通しであり、確定した実績ではない。

第4四半期について、TeledyneはGAAPベースの希薄化後1株当たり利益を5.68~5.83ドル、非GAAPベースの希薄化後1株当たり利益を6.60~6.70ドルと予想している。調整後の見通しでは、一部の取引・統合費用と買収した無形資産の償却費を除外している。

四半期の報告純利益には、Teledyneが保有するVarex株式の時価評価益1,060万ドルも含まれていた。この利益は営業利益ではなく、その他収益に計上された。

キャッシュ創出力が自社株買いとVarex買収を支える

営業キャッシュフローは3億5,250万ドルとなり、前年同期の3億4,310万ドルを上回った。設備投資3,300万ドルを差し引いたフリーキャッシュフローは3億1,950万ドルで、前年同期の3億1,390万ドルから増加した。

Teledyneは9月から10月19日までに、加重平均価格607.03ドルで2億2,460万ドル相当の自社株を買い戻した。この期間は第3四半期末を過ぎているため、この金額は四半期だけの自社株買い総額ではない。

8月に発表された、現金約11億ドルによるVarex買収は、規制当局の承認、Varex株主の承認、その他の一般的な条件を満たすことを前提に、2027年初頭の完了が見込まれている。Teledyneは手元資金と利用可能な信用枠からの借入れを充てる計画で、買収完了後、VarexはDigital Imaging部門に加わる。

結論

次の予定されている節目は、2026年10月28日のVarex臨時株主総会である。買収は引き続き諸条件の充足を前提としており、Teledyneが引き上げた通期利益見通しは、第4四半期の業績を評価する基準となる。

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