アジムット・エクスプロレーションは2026年10月26日、ケベック州にある100%保有のワバミスク鉱区で、地表探査により3キロメートル×5キロメートルの金含有鉱脈帯を確認したと発表した。大部分が未掘削のローザ・ドーム地区と、新たに発見されたジンジャーと呼ばれる鉱徴地が、2026年後半に予定するワバミスクの最低7,000メートルの金鉱掘削計画に向けた探査対象の絞り込みに寄与している。
主なポイント
- アジムットは2026年6月以降、ワバミスクで重要な金鉱徴地を8カ所確認した。
- ジンジャーの初期結果には、長さ2.0メートルの溝状試料で金1トン当たり1.40グラムが含まれる。
- 掘削は引き続き計画段階にあり、地表サンプリング、表土除去、物理探査が続いている。
目次
ローザ・ドームに広がるワバミスクの金探査対象
アジムットによると、ローザ・ドーム地区には、硫化鉱物の鉱化、トルマリン、鉄炭酸塩変質を伴う広範な石英脈系と、概ね平行に走る複数の構造が存在する。同社は、これらに共通する特徴を、より大規模な金含有システムの証拠と解釈している。
直近の数週間に、ドーム地区で少なくとも9カ所の新たな鉱化露頭が見つかったが、分析結果はまだ出ていない。掘削が限られているため、新たに確認された地表範囲の多くは地下深部で未検証のままだ。
今回の発表は、アジムットが 9月9日に発表した探査情報を踏まえたもので、同発表ではローザとドームが同一の広域構造帯の一部である可能性が高いと説明していた。10月の調査結果は地表での証拠を追加するものだが、鉱脈帯の規模から含有する金の量が確定するわけではない。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 土壌地球化学調査 | 5,517試料を採取。うち3,573試料の結果は未確定。 |
| 岩石地球化学調査 | 転石・露頭採取および溝状採取で1,355試料を採取。うち249試料の結果は未確定。 |
| ティル調査 | 主にドーム地区で102試料の採取を実施中。 |
| 物理探査 | 誘導分極法による144ラインキロメートルの調査を実施中。 |
| ダイヤモンド掘削 | 2026年後半に開始予定。計画規模は最低7,000メートル。 |
ローザとフォルタンの間に新たな探査対象、ジンジャー
新たな鉱徴地ジンジャーは、ローザ地区とフォルタン地区を隔てる15キロメートルの区間内に位置する。予備分析では、転石・露頭採取試料で金1トン当たり最大3.71グラム、長さ2.0メートルの溝状試料で同1.40グラムが確認された。
アジムットは、見かけの鉱化幅を約10メートルと報告した。鉱化は、石英脈を伴う変堆積岩中に、散在状から半塊状の硫砒鉄鉱を含む。また、この鉱徴地は、長さ5キロメートルの誘導分極異常および土壌中のヒ素・アンチモン異常と位置が一致する。
ジンジャーの範囲拡大に向け、機械的な表土除去などの作業が進行中で、鉱徴地はあらゆる方向に未確認の範囲が残る。同社は、転石・露頭試料は選択的な採取であり、平均品位や鉱化の実態を代表しない可能性があると注意を促した。また、報告された見かけの幅を、確定した真幅とみなすべきではない。
地表作業で次の掘削段階に備える
予定する掘削では、ローザの拡張と西方延長部、ドーム地区、新たな探査対象の検証を目指す。アジムットは10月26日の発表時点で、掘削計画の開始を発表していなかった。
現地作業には、誘導分極法による144ラインキロメートルの調査、102試料のティル調査、ローザ、ドーム、ジンジャーでの機械的な表土除去が含まれる。数千件の土壌分析と数百件の岩石分析が未確定であり、今後の結果が探査対象の選定に役立つ見通しだ。
ワバミスクは現在、784鉱区からなり、面積は415.2平方キロメートルに及ぶ。これには、地図指定により最近追加された73鉱区が含まれる。鉱区はケベック州イーユー・イストチー・ジェームズ湾地域に位置する。
結論
ワバミスク金鉱探査の次の段階は、未確定の分析結果の判明と、2026年後半に予定する掘削の開始だ。これらの検証により、拡大した地表の探査対象が地下にも続いているかどうかを評価できる。
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