Cboeの清算機関登録は米証券取引委員会(SEC)から一時的な承認を受け、Cboe Clear U.S.は既存の先物・スワップ業務に加えて証券商品の清算が可能になった。同社は当初、企業業績指標に連動するバイナリーオプションにこの権限を活用する計画だ。

要点

  • SECへの登録により、清算部門の役割は既存のCFTC登録の範囲を超えて拡大する。
  • 計画中のオプションはCboe Options Exchangeに上場し、2026年第4四半期にRobinhoodを通じて販売される見込みだ。
  • 清算の承認は、これらの契約がすでに取引されていることを意味しない。

Cboeの清算機関登録による変更点

SECは、証券取引法に基づく対象清算機関としてCboe Clear U.S.に一時登録を認めた。情報源には、一時登録の発効日や終了日は明記されていない。

これまで同部門は、商品先物取引委員会(CFTC)にデリバティブ清算機関として登録され、先物・スワップ業務を行ってきた。Cboeによると、同部門はこの指定の下でデジタル資産デリバティブの清算も引き続き行っている。

清算機関は取引成立後に買い手と売り手の間に入り、当事者が債務を履行できなくなるリスクの管理を支援する。証拠金やエクスポージャーの監視などの手段を用い、デフォルト時の手続きも整備している。

計画中のKPIオプションの仕組み

このバイナリー証券オプションは、定められた企業指標が所定の条件を満たすかどうかに基づいて決済されるよう設計されている。Cboeは、企業の売上高や顧客指標などを潜在的な指標として挙げている。従来型の株式オプションとは異なり、決済条件は単に原資産の株価に連動するものではない。

設定された条件に達しなければ契約は無価値で満期を迎える可能性がある一方、最大支払額は固定される場合がある。最終的な仕様、上場日程、利用可能な指標の範囲によって、実際の商品設計が決まる。

SECは別途、Coinbase、Robinhood、MARAに関連する指標を含む、上場企業23社に連動するKPIオプションの上場提案を承認した。この商品承認と清算機関登録は、市場構造の異なる部分に対応するものだ。

既存のオプション清算体制は維持

オプション・クリアリング・コーポレーション(OCC)は、Cboeの各取引所で取引される従来型の米国株式オプション向けの確立された清算インフラを引き続き担う。Cboeはこの提携を継続する方針を示しており、新たな登録は、標準的な上場オプションにおけるOCCの役割を置き換えるのではなく、清算能力を拡充するものだ。

次の節目

次の節目は、KPIオプションの2026年第4四半期の発売予定だ。最終的な契約仕様と上場日程は今後決定される。

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