Keystoneのデータ侵害により、ハードウェアウォレットメーカーが運営するShopifyを利用したストアから、顧客の配送情報と注文情報が流出しました。180日後に削除するとの約束にもかかわらず、古い記録が保持されていたのかどうかに疑問が生じています。

主なポイント

  • Keystoneによると、決済情報、リカバリーフレーズ、秘密鍵、ウォレットのパスワードは侵害されていません。
  • 180日以上前に行われた注文に関する通知を受け取ったと報告する顧客もいますが、流出した記録の時期は確認されていません。

Keystoneのデータ侵害で流出した情報

Keystoneは2026年10月20日、自社ウェブサイトへの不正アクセスを検知しました。Shopify APIの利用状況を調査した後、10月23日に第三者が顧客の配送情報を取得したと確認しました。

流出したデータには、氏名、連絡先、配送先住所、購入した商品や価格を含む注文情報が含まれていました。Keystoneは、影響を受けた顧客の人数、攻撃者がアクセス権を得た方法、侵害された記録がどの時点までさかのぼるかを明らかにしていません。

同社は、返金、交換用デバイス、あるいは注文や住所の修正を持ちかける電話、メール、テキストメッセージ、郵便物に注意するよう顧客に警告しました。実際の購入情報を示されると、こうした連絡を信じてしまう可能性があります。

削除方針に疑問残る

Keystoneの「Privacy Promise」では、注文から180日後に配送情報を自動的に削除するとしています。同社のプライバシーポリシーでは表現が異なり、過去180日以内に再注文していない顧客の注文情報を消去すると記載されています。

直近の注文から180日以上経過していたにもかかわらず、侵害に関する通知を受け取ったと主張する顧客が複数います。Keystoneは、こうした古い記録が侵害されたデータセットに含まれていたかどうかを確認しておらず、どのようにして保持されていた可能性があるのかも説明していません。同社のサポート資料によると、最終的な削除はShopifyが担当しますが、公開されている情報からは、記録が保持された場合の責任の所在は明らかになっていません。

今後の節目

Keystoneは調査報告書の公表を約束しており、流出の範囲や古い記録の取り扱いが明らかになる可能性があります。

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