3D Systemsは2026年10月21日、コロラド州リトルトンに産業技術センターを開設し、製造・オフィススペースを約50,000平方フィート拡張したと発表しました。今回の3D Systemsの事業拡大は、3Dプリンティングを活用して航空宇宙、防衛、半導体製造装置メーカーがミッションクリティカルな部品を開発、認定、生産できるよう支援することを目的としています。

主なポイント

  • 今回の拡張により、欧州と米国における同社の先進製造スペースは合計約270,000平方フィートとなります。
  • リトルトンでは、規制対象の製造に必要な品質システムとともに、アプリケーション開発および生産能力を備えています。
  • 国内の金属積層造形ネットワークのさらなる拡大は、計画中の投資の完了が前提となります。

目次

3D Systemsの事業拡大、米国内の認定済み生産を強化

新センターは、3D Systemsが顧客を部品の構想段階から工程認定、生産まで導く拠点と位置付けるリトルトン・キャンパスを拡張するものです。同社は、サプライの安全性と生産準備が重要となる市場で、米国内での製造需要が高まっていることを受けた投資だと説明しました。

アディティブ・ソリューションズ担当エグゼクティブ・バイスプレジデントのReji Puthenveetil氏は、顧客には製造能力だけでなく、アプリケーション開発や工程認定の支援も必要だと述べました。また、今回のスペース拡張により、既存の検証済み工程、品質システム、製造ノウハウを活用して生産を拡大できるとしています。

同社は、この施設の生産能力を、積層造形用ハードウェア、材料、ソフトウェア、アプリケーションエンジニアリングサービスと結び付けています。開発リスクの低減と、生産開始までの期間短縮を目指すとしています。

医療分野での実績を生かした品質認証

発表によると、リトルトン施設はISO9001およびAS9100Dの認証を取得し、ITAR登録およびJCP登録を受けています。eJCPは手続き中とされ、施設は管理対象の非機密情報に関するCMMCレベル2に準拠していると説明されています。

このキャンパスは、工程検証や品質管理を含む、規制対象の医療用途における数十年にわたる製造実績を基盤としています。3D Systemsは、こうした能力が要求の厳しい産業用途にも役立つと述べました。

社長兼CEOのJeffrey Graves氏は、このセンターにより産業分野での事業拡大と並行して、医療製品の製造をさらに成長させる余地が生まれると述べました。また、採用人数は明らかにしなかったものの、コロラド州でエンジニア、技術者、製造専門職に追加の雇用機会が生まれるとしました。

国内ネットワークの拡大は計画中の投資に依存

コロラド州での開設は、米国における金属積層造形戦略の一環です。計画中の投資が完了すれば、同社は、米空軍支援の複数段階プログラムに基づくカリフォルニア州での金属積層造形システムの開発、サウスカロライナ州での大型プリンター製造、そしてコロラド州でのアプリケーション開発、認定、認証済み部品の生産を連携させる方針です。

この広範なネットワークは、投資計画がすべて完了した状態ではなく、今後実現を目指すものです。同社は、この統合的な取り組みにより、顧客が安全な国内サプライチェーンを構築し、先進製造技術を導入しやすくなると説明しました。

結論

リトルトン施設の開設により、製造スペースが拡大し、3D Systemsの産業向け生産体制が強化されます。より広範な国内ネットワークの完成は、計画中の投資に左右されます。

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