野村の利益は、ホールセール部門の業績悪化がウェルス・マネジメントの経常収益の過去最高を相殺し、2026年9月までの3カ月間で前四半期比減少した。純利益は1,037億円で、前四半期比29%減となった一方、前年同期比では13%増加した。
主なポイント
- グループの純収益は前四半期比12%減の6,075億円。
- ホールセール部門の税引前利益は前四半期比51%減の461億円。
- 野村は中間配当を1株当たり35円とし、前年の27円から増配した。
9月期の野村の業績
野村は 2026年度第2四半期決算で、税引前利益が1,480億円となり、前四半期比30%減だったと発表した。年率換算の自己資本利益率(ROE)は10.9%で、前四半期の15.4%から低下した。
9月までの6カ月間の純利益は前年同期比27%増の2,493億円だった。上半期の年率換算ROEは13.3%となった。
ホールセール部門の減益がウェルス・マネジメントの過去最高を相殺
ホールセール部門の純収益は前四半期比16%減の3,089億円だった。グローバル・マーケッツの収益は20%減の2,542億円となり、債券と株式の両方が減少に寄与した。投資銀行部門の収益は9%増の547億円だった。
ウェルス・マネジメントの純収益は3%減の1,415億円、税引前利益は8%減の656億円だった。一方、経常収益は過去最高の667億円に達し、経常収益資産への純流入額も過去最高の7,554億円となった。
投資運用部門の税引前利益は前四半期比39%減の274億円だった。野村によると、投資利益の減少と一時的な統合費用が同部門に影響した。
資本と配当
野村の普通株式等Tier1(CET1)比率は9月末時点で12.6%となり、6月末の13.2%から低下した。
1株当たり35円の中間配当の基準日は2026年9月30日。最高財務責任者(CFO)の森内裕之氏は、財務の健全性と成長機会のバランスを取りながら、配当性向40%以上、総還元性向50%以上を目指す方針を改めて示した。
次の予定
中間配当の支払いは2026年12月1日に開始する予定。
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