事情に詳しい関係者によると、アダニ・グループはVTTIの買収を検討しており、評価額は約30億ユーロ(34億ドル)となる可能性がある。関係者が明らかにしたのは2026年10月28日。協議は続いているが、取引に至る確実性はない。

要点

  • ロッテルダムに拠点を置くターミナル運営会社の買収を検討している複数の候補者の中に、アダニも含まれている。
  • ADNOCは保有株式の全ての売却を検討しており、他の株主も持ち分を減らす可能性がある。

VTTI買収を巡る協議

想定される評価額は会社全体に関するものだが、アダニが取得する可能性のある持ち分の規模について、事情に詳しい関係者は明らかにしなかった。別の入札者もVTTIの株式取得を目指しているという。

同社は世界各地でターミナルを運営し、化石燃料やバイオ燃料、溶剤などの燃料・化学製品を貯蔵している。アダニ・グループのポートフォリオには、空港、道路、データセンターなどのインフラ資産が含まれる。

株主構成と持ち分売却の可能性

VTTIのガバナンスに関するページには、間接株主としてIFM、Vitol関連会社、アブダビ国営石油会社(ADNOC)が記載されている。IFM InvestorsとVitolはそれぞれ約45%を保有し、残る10%をADNOCが保有している。

事情に詳しい関係者によると、ADNOCは保有株式の全ての売却を検討しており、取引に伴い他の株主も持ち分を減らす可能性がある。合意や取引完了は発表されていない。

IFM、ADNOC、VTTIはコメントを控えた。アダニ・グループとVitolの広報担当者は、直ちにはコメントしなかった。

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