2026年10月30日、テクノロジー株の売りが広がる中、貴金属相場が下落し、金価格は1年ぶりの安値に下落した。現物金は米東部時間午後2時13分時点で3.5%安の1オンス3,880.97ドルとなり、2025年10月以来の安値を付けた。

主なポイント

  • 銀は11カ月ぶりに1オンス50ドルを下回った。
  • 米国の12月限金先物は3.3%安の1オンス3,898.90ドルで清算された。
  • コメルツ銀行のアナリストは、株式の売りが金の強制売却を招いた可能性があると述べたが、この説明は確認されていない。

金価格、他の金属とともに下落

銀は6.5%安の49ドルとなった。プラチナは4.2%安の1,425.02ドル、パラジウムは3%安の976.08ドルだった。プラチナとパラジウムはそれぞれ13カ月ぶり、17カ月ぶりの安値を付けた。

白金族3金属は週を通じて7%から9%下落し、金の下落率2.9%を上回った。相対力指数(RSI)は大幅に売られ過ぎの水準に入り、最近の下落モメンタムの強さを示した。

項目詳細
現物金1オンス3,880.97ドル、米東部時間午後2時13分時点で3.5%安
現物銀1オンス49ドル、6.5%安
プラチナ1オンス1,425.02ドル、4.2%安
パラジウム1オンス976.08ドル、3%安
米国の12月限金先物1オンス3,898.90ドルで清算、3.3%安

株安と銀需要に注目

人工知能(AI)投資の収益性への懸念から、テクノロジー株が下落した。コメルツ銀行のアナリストは、株安が追い証や金などの資産の強制売却につながった可能性があると述べた。ただ、同時に値動きが起きたことだけでは、株安が金属相場の下落を引き起こしたとは断定できない。

HSBCは、銀の産業需要と宝飾品需要が減少していると述べた。また、 2月の銀市場見通しで、シルバー・インスティテュートは2026年の銀の工業加工需要が2%減少し、宝飾品需要も2年連続で減少すると予測した。これらの予測はそれ以前に発表されたもので、金曜日の価格変動の原因を示すものではない。

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