ユナイテッド航空の2026年第3四半期のプレミアム旅行収入は前年同期比17%増加し、契約法人向け収入は26%増となった。10月21日の決算説明会に先立ち10月20日に発表されたこの業績には、スターリンクの導入拡大と、第4四半期の収入成長率が加速するとの経営陣の見通しも伴った。
主なポイント
- プレミアムおよび契約法人向け収入が大きく伸び、エコノミー旅行も増収となった。
- スターリンクは640機超の航空機に設置済みで、2027年末までに全機で利用可能にすることを目指している。
- ユナイテッド航空は第4四半期の収入成長率が20%を上回ると予想しているが、燃料費の上昇は収益性の重しとなっている。
目次
ユナイテッド航空、幅広い需要拡大を背景にプレミアム旅行が増収
ユナイテッド航空の第3四半期業績発表によると、成長はプレミアム客室にとどまらなかった。エコノミー客室の収入は3四半期連続で増加し、エコノミーの座席当たり収入は前年同期比17%増となった。
営業収入は合計179億ドルで17.4%増加し、輸送能力は1.3%増となった。飛行能力に対する収入を示す指標である有効座席マイル当たり総収入は15.9%上昇した。この比較から、収入の伸びが運航規模の拡大を大幅に上回ったことが分かる。
契約法人向け収入の伸びもプレミアム収入の伸びを上回った。これらは別個の指標であり、法人旅行需要とプレミアム客室の販売を同じものとして扱うべきではない。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ベーシックエコノミー収入 | 2026年第3四半期に前年同期比16%増 |
| ロイヤルティ収入 | 2026年第3四半期に前年同期比17%増 |
| 貨物収入 | 2026年第3四半期に前年同期比23%増 |
| 有償旅客数 | 2026年第3四半期に過去最高の4,950万人 |
スターリンク、対象便の拡大に向けて前進
ユナイテッド航空によると、スターリンクは地域路線を含む同社便の約半数で利用可能となっており、毎日およそ3機に追加で機器を設置している。9月には540万人超の顧客が同サービスを利用した。
同社は、2026年末までに対象便を61%に拡大し、2027年末までに全機で利用可能にすることを見込んでいる。これらは導入目標であり、達成済みの節目ではない。
最高経営責任者(CEO)のスコット・カービー氏は、スターリンクが顧客の獲得に役立ち、その後もユナイテッド航空の幅広いサービスや技術を利用してもらうことにつながっていると述べた。接続サービスはプレミアム客に限定されず、すべてのクラスでマイレージプラス会員はスターリンクを無料で利用できる。
燃料費が収入面の好調さを一部相殺
売上高の力強い伸びと同時に、燃料費は大幅に増加した。2025年第3四半期に比べ62%、金額にして18億ドル増となった。
ユナイテッド航空は純利益10億ドル、希薄化後1株当たり利益3.14ドルを計上した。調整後純利益は8億3,300万ドル、調整後希薄化後1株当たり利益は2.54ドルだった。報告ベースの税引前利益率は7.3%で、調整後税引前利益率は6.2%だった。
経営陣は、第4四半期の営業収入が前年同期比20%超増加すると予想している。これは収入の見通しであり、利益も同じ割合で増加するとの約束ではない。
国際線の拡大は2027年夏を予定
ユナイテッド航空は、カターニア、イビサ、沖縄、バレンシアなど、2027年夏に就航を予定する新たな国際線10路線を発表した。新路線はいずれも政府の承認を条件としている。
このネットワーク計画により、接続サービスやプレミアムサービスへの投資と並行して、ユナイテッド航空の国際線網が拡充する見通しだ。ただし、発表された就航地への路線は、現時点ではまだ運航されていない。
結論
今後の注目点は、ユナイテッド航空の第4四半期の収入実績が20%超の成長見通しに届くかどうかと、年末のスターリンク対象便カバー率の目標だ。いずれも、需要の拡大とサービスへの投資がどのように進展しているかを示す材料となる。
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