Capital One株は2026年10月21日の取引で4.41%上昇し、210.44ドルとなった。前日に同社が第3四半期決算を発表したことを受けた動きだ。純利益は前年同期の31億9,000万ドルから35億4,000万ドルに増加し、売上高は6.4%増の163億4,000万ドルとなった。

主なポイント

  • 第3四半期の希薄化後1株当たり利益は、2025年第3四半期の4.83ドルから5.61ドルに増加した。
  • 買収に伴う償却費と統合費用を除く調整後1株当たり利益は6.69ドルだった。
  • 純金利マージンは第2四半期から拡大し、信用損失引当費用は減少した。

目次

四半期利益の増加を受けCapital One株が上昇

10月21日の取引時点で、株価は前日終値の201.56ドルから8.88ドル上昇した。この価格は終値ではなく、同日の取引中に株価は205.24ドルから211.49ドルの範囲で推移した。

Capital Oneの2026年第3四半期決算発表によると、希薄化後1株当たり利益は前年同期比16.1%増加した。売上高は2025年第3四半期の153億6,000万ドルと比べて増加した。前期比でも業績は改善し、第2四半期の純利益は約30億ドル、希薄化後1株当たり利益は4.73ドルだった。

項目詳細
投資目的で保有する貸出金4,625億ドル、第2四半期から54億ドル増加
クレジットカード貸出金2,764億ドル、第2四半期から9億5,200万ドル増加
預金合計4,807億ドル、第2四半期から36億ドル減少
普通株式等Tier 1(CET1)資本比率13.8%。暫定値であり、変更される可能性がある

買収費用が調整後利益との差を説明

調整後純利益は40億8,000万ドル、1株当たり6.69ドルだった。この非GAAP指標は報告利益に含まれる費用を除外しているため、2つの数値は別々の利益源を示すものではなく、同じ四半期を異なる観点から捉えたものだ。

調整項目は、買収に伴う税引前償却費4億8,300万ドル、Discoverの統合費用3億3,800万ドル、Brexの統合費用4,700万ドルで構成される。税引後の希薄化後1株当たり影響額は、それぞれ0.60ドル、0.42ドル、0.06ドルだった。

最高経営責任者(CEO)のRichard D. Fairbank氏は、Discoverの統合は引き続き順調に進んでおり、Capital Oneは見込まれるシナジーの実現に向けて前進していると述べた。これは進行中の統合作業に関する経営陣の評価であり、見込まれる効果がすべて実現したという意味ではない。

金利マージンの拡大と費用の減少

2026年第2四半期と比べ、純売上高合計は3%増加し、非金利費用は2%減の89億ドルとなった。純金利マージンは40ベーシスポイント拡大し、8.41%に達した。売上高の増加と費用の減少が相まって、非GAAP指標である貸倒引当金繰入前利益は10%増の75億ドルとなった。

信用損失引当費用は7,300万ドル減少し、29億ドルとなった。Capital Oneは純償却額31億ドルと貸倒引当金の2億2,500万ドルの戻入れを報告しており、実現した信用損失と当四半期の信用損失引当費用を区別している。

預金が前四半期から減少した一方、貸出金側ではバランスシートが拡大した。以下の数値は、2026年9月30日時点の同社の状況を示している。

結論

Capital Oneは利益と売上高の増加を報告した。金利マージンと費用は前期比で改善した一方、統合費用は引き続き発生している。経営陣による業績説明を確認する投資家は、米国東部時間2026年11月3日午後5時まで、決算説明会のウェブキャスト録画を視聴できる。

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