Telixの売上高は、前立腺がん画像診断製品がけん引し、2026年第3四半期に前年同期比19%増の2億4,500万米ドルとなった。同放射性医薬品企業は10月21日の発表で、通期の売上高およびその他収入が10億米ドルを上回るとの見通しを再確認した。ただし、四半期売上高は前四半期をわずかに下回った。

主なポイント

  • プレシジョン・メディシン部門の売上高は、GozellixとIlluccixがけん引し、前年同期比30%増の2億100万米ドルとなった。
  • Telixは2026年の研究開発費のガイダンスを2億4,000万~2億6,000万米ドルに縮小した。
  • Pixclaraは9月に商用利用が始まった一方、提案されているITMとの合併は株主の承認待ちとなっている。

目次

Telixの売上高は成長する一方、前四半期比では軟調

9月30日までの四半期に関する未監査決算では、画像診断事業の年間成長が続いた一方、Telix Manufacturing Solutionsの第三者向け売上高の減少が一部相殺要因となった。グループ売上高は第2四半期比で1%減少した。

Telixの第3四半期財務アップデートによると、プレシジョン・メディシン部門の売上高は前四半期からおおむね横ばいだった。最高経営責任者(CEO)のChristian Behrenbruch氏は、米国におけるGozellixとIlluccixの投与量が前四半期比1%増加したと述べ、これは予想されていた夏季の季節性を反映したものだと説明した。

経営陣は、9月の販売が好調だったことで、2026年にプレシジョン・メディシン部門の売上高が25%を超える成長を達成するとの確信が強まったと述べた。これはあくまで通期の見通しであり、確定した実績ではない。

項目詳細
グループ売上高2026年第3四半期:2億4,500万米ドル、2025年第3四半期:2億600万米ドル、2026年第2四半期:2億4,700万米ドル。
プレシジョン・メディシン部門の売上高2026年第3四半期:2億100万米ドル、2025年第3四半期:1億5,500万米ドル、2026年第2四半期:2億200万米ドル。
マニュファクチャリング・ソリューションズ部門の第三者向け売上高2026年第3四半期:4,400万米ドル、2025年第3四半期:4,700万米ドル、2026年第2四半期:4,500万米ドル。IlluccixとGozellixの売上高およびセグメント間売上高を除く。

通期見通しを維持、研究開発費のレンジを縮小

Telixは、売上高が9億5,000万~9億7,000万米ドルのガイダンスレンジの上限に向けて推移していると述べた。その他収入4,000万米ドルと合わせた合計額は、10億米ドルを上回る見込みだ。

売上高見通しの対象には、販売承認を取得した市場における製品が含まれる。また、RLS Radiopharmaciesの通年寄与分を含み、Pixclaraの予想販売額を織り込んでいる。

研究開発費は合計2億4,000万~2億6,000万米ドルとなる見込みで、従来の2億3,000万~2億7,000万米ドルから変更された。この修正によりレンジは縮小したが、中間値の2億5,000万米ドルは変わらない。計画されている臨床、規制、開発上のマイルストーンの達成が前提となる。

Pixclaraの発売で商用製品群を拡充

米食品医薬品局(FDA)は四半期中に、神経膠腫の画像診断を対象とするPixclaraを承認し、初回の商用投与は2026年9月に行われた。この発売により、前立腺がん診断を主力とする商用製品群に脳腫瘍の画像診断が加わった。

Telixはまた、PET画像診断とMRIを併用し、生検前の前立腺がん検出を評価する第3相試験BiPASSで、350人の患者登録を完了した。FDAは新薬承認申請(NDA)経路を支持し、ファストトラック指定を付与した。これにより審査の迅速化が可能になる場合があるが、承認を意味するものではない。

腎がん画像診断候補薬Zircaixについて、Telixは第三者製造に関する未解決の指摘事項に対応するため、規制当局への再申請を最終調整していた。同社は、FDAへの申請を近く予定しており、2026年の優先事項であると述べた。

治療薬パイプラインでは、TLX597-Txを評価する第2相OPTIMAL-PSMA試験で、120人の患者登録が完了した。結果は2027年上半期に発表される見込みだ。

ITMとの合併は株主の判断待ち

Isotope Technologies Munichとの合併案により、治療薬候補と放射性同位体の製造能力が加わることになる。現金・負債を除くベースでの対価は、前払い分が16億5,000万米ドルで、ITM株主にはTelix株式を米国預託証券(ADR)として約12億5,000万米ドル相当が交付される見込みだ。

最大7億米ドルの追加支払いは、胃腸膵神経内分泌腫瘍の治療候補薬ITM-11について、将来的な規制当局の承認および商業販売のマイルストーン達成を条件とする。

本取引はまだ完了していない。Telix株主の承認および通常のクロージング条件を満たす必要があり、2026年12月1日(オーストラリア東部夏時間)に株主総会が開催される見込みだ。

結論

次の予定されている主な企業イベントは、ITMとの取引を審議するため12月1日に開催見込みの株主総会だ。Telixは近くZircaixの再申請も予定している。同社の通期見通しは、商業販売の継続と開発上のマイルストーンの達成に左右される。

ニュースをさらに読む

FinanceVelixのニュースをもっと読む

免責事項

この記事はFinanceVelixによる一般情報の提供を目的としたものであり、個別の金融、投資、法律、税務に関する助言ではありません。市場価格、金利、経済状況は変動する可能性があり、投資には損失のリスクが伴います。記載内容は公開時に入手可能な資料を反映したものであり、変更される場合があります。重要な情報はご自身で確認し、必要に応じて資格を有する専門家にご相談ください。資産、企業、サービスへの言及は推奨を意味しません。