インテル株は2026年10月20日、プレマーケットで1.74%下落した後に反転し、米東部時間午後2時16分時点で92.62ドル、約0.6%高で取引されていた。この反発は、JPモルガンが前日に同半導体メーカーの投資判断を「中立」に引き上げてから1日後、予定されている第3四半期決算発表の9日前に起きた。
主なポイント
- インテル株は序盤の下げを取り戻したが、午後の株価は終値ではない。
- JPモルガンは目標株価を85ドルに据え置いたまま、投資判断を引き上げた。
- 10月29日の決算発表は、業績と製造の進捗に関する次の予定されたアップデートとなる。
目次
インテル株、変動の大きい取引開始後に反発
午後の反発に先立ち、インテル株は10月19日に2.43%上昇し、92.03ドルで取引を終えていた。10月20日の通常取引では、株価は約88.78ドルから93.73ドルの間で推移し、午後の時点の株価を確認するまでに値幅が大きかったことを示した。
AMD、エヌビディア、ブロードコムなど他の主要半導体株もプレマーケットで下落した。この軟調な動きは、人工知能インフラの拡大に必要な支出や債務に対する懸念の再燃と重なったが、こうした背景だけでインテル株の反転の具体的な原因が特定されるわけではない。
反発したものの、インテル株は6月につけた142.35ドルの高値を約35%下回ったままだった。このため、2営業日にわたる上昇で取り戻したのは、ピークからの下落のほんの一部にすぎない。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 2026年第3四半期のアナリスト売上高予想 | 165億ドル |
| 2026年第3四半期の会社売上高見通し | 158億~168億ドル |
| 2026年第3四半期のアナリスト調整後EPS予想 | 0.40ドル |
| 2026年第3四半期の会社非GAAP EPS見通し | 0.38ドル |
JPモルガンの投資判断引き上げ、強気判断には至らず
JPモルガンのアナリスト、ハーラン・サー氏は10月19日、インテルの投資判断を「アンダーウェイト」から「中立」に引き上げ、リスクとリターンのバランスが「大幅に改善した」と述べた。同氏は、最高経営責任者(CEO)のリップブー・タン氏の下での実行力の向上、製造面での進展、サーバー向けプロセッサーやカスタムチップにおける機会を挙げた。
同行は目標株価を85ドルに据え置いた。これは10月20日午後のインテル株価を下回る水準だ。したがって、投資判断の変更に伴う目標株価の引き上げはなかった。
サー氏は競争圧力が続いている点も強調した。同氏は、x86サーバー向けプロセッサー売上高に占めるインテルのシェアが、2022年の77%から約53%に低下したと推定し、今後数四半期にさらにシェアを失うと予想した。実行力への評価が改善したからといって、こうした課題が解決したわけではない。
決算予想が次の試金石に
インテルの第3四半期決算発表日程によると、発表は2026年10月29日、米国市場の取引終了直後に予定されている。経営陣は太平洋夏時間午後2時、すなわち東部時間午後5時に電話会議を開催する。
アナリストのコンセンサス予想では、売上高は会社が7月に示した見通しの範囲内となり、調整後利益は会社予想をわずかに上回るとされている。これらは予想であり、報告済みの第3四半期実績ではない。
投資家は主要業績数値に加え、サーバー需要、利益率、インテル・ファウンドリーの収益性を評価する機会を得る。18Aの製造歩留まり、14Aの開発ロードマップ、外部顧客との契約に関する経営陣の最新情報があれば、インテルの再建に向けた進捗とコストを把握する助けとなる。
結論
10月20日のインテル株の反発は、四半期決算への反応ではなく、決算発表に先立って起きた。次の確定した節目は10月29日の決算発表と電話会議であり、そこで報告実績を会社の見通しやアナリスト予想と比較できる。
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