2026年10月20日、シルバーコープ株は3.3%下落した。2027年度第2四半期の暫定売上高が13%減の7,210万ドルとなったことを示す操業状況の更新を受けたもの。2026年9月30日終了四半期では、銀と金の実現価格が大幅に上昇したものの、生産量の減少がそれを上回った。

主なポイント

  • Yingの銀生産量は41%減少し、貴金属価格上昇の恩恵を大きく相殺した。
  • 大規模な安全対策の改善を経て、Yingは四半期末時点で操業率90%に達した。
  • 四半期の完全な財務実績は11月5日に発表される見込み。一方、GC鉱山は操業停止が続いている。

目次

生産減が価格上昇を相殺し、シルバーコープ株は反落

10月19日に発表されたシルバーコープの第2四半期操業状況の更新では、金属価格と生産量に大きな隔たりが示された。銀の平均実現価格は前年同期比82%上昇し、1オンス当たり61.83ドルとなった一方、金の実現価格は32%上昇し、1オンス当たり3,955ドルとなった。

しかし、中国のYing鉱区では、銀生産量が41%減の90万オンス、金生産量が34%減の1,371オンスとなった。同社は、価格上昇による部分的な相殺はあったものの、生産量の減少が売上高減少の要因になったと説明した。

操業実績は暫定値であり、四半期の完全な財務実績を示すものではない。販売価格の上昇だけでは生産不足を補えなかったことを示しているが、当四半期の純利益はまだ明らかになっていない。

項目詳細
Yingの処理鉱石量21万3,320トン、前年同期比20%減。
Yingの鉛生産量760万ポンド、前年同期比41%減。
Yingの亜鉛生産量70万ポンド、前年同期比51%減。

安全対策の改善を受け、Yingで回復の動き

シルバーコープによると、Yingでの生産への影響は、2026年6月29日に開示した予想停止率40%~50%に沿ったものだった。四半期中に操業を再開し、四半期末までに操業率は90%に達した。この数値は期末時点の操業率を示すもので、期間全体の平均操業度ではない。

大規模な安全関連工事はほぼ完了し、政府当局の検査を経て操業再開の承認を得た。工事には坑道の拡幅と補強、設備の更新、ケーブルの交換、安全システムの拡充が含まれる。シルバーコープは当四半期に、これらの改善に約1,340万ドルを支出した。

同社はYingで追加のズリ捨て場を設けるため、環境、安全、土地利用に関する許認可も申請している。第3選鉱場の建設も継続し、複数の主要施設の基礎工事が完了した。

GC鉱山の再開にはさらに時間

広東省のGC鉱山は、鉱山開発計画の更新、規制当局の承認、安全関連工事の追加が必要なため、操業停止が続いている。採掘は2026年6月下旬から停止している。

シルバーコープは、更新計画が2026年12月末までに完成し、2027年3月に承認されると見込んでいる。その後の改修によって、2027年11月までに生産を再開できる可能性があると推定している。これらは同社の見通しであり、完了した節目ではない。

経営陣は、GCが総売上高に占める割合は10%未満であり、この期間中の操業停止が全体の事業運営や財務実績に重大な影響を及ぼすとは予想していないと述べた。

結論

次回予定されている開示は、シルバーコープの未監査第2四半期財務実績で、2026年11月5日の市場取引終了後に発表される見込みだ。この実績により、暫定的な売上高・生産量の数値を超えた、より包括的な財務状況が明らかになる。

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