油田サービス会社ハリバートンが第3四半期の純利益4億1,700万ドルを報告し、2027年の成長に関する初期見通しを示したことを受け、2026年10月20日のプレマーケット取引で同社株は3.8%上昇した。売上高は前年同期比1.8%増の57億ドルとなり、掘削・評価部門の堅調な活動が、完成・生産部門の販売低迷を相殺した。
主なポイント
- 四半期純利益は4億1,700万ドル、希薄化後1株当たり0.50ドルとなり、前年同期の1,800万ドルを上回った。
- 掘削・評価部門の売上高は前年同期比10%増加した一方、完成・生産部門の売上高は4.2%減少した。
- 経営陣は2027年に1桁台半ばの売上高成長と約15%の営業利益率を見込んでいる。
目次
四半期利益の回復を受け、ハリバートン株が上昇
ハリバートンの2026年第3四半期決算発表によると、希薄化後1株当たり利益は前年同期の0.02ドルから0.50ドルに増加した。減損損失その他の費用および税務調整を除いた調整後純利益は5億100万ドル、希薄化後1株当たり0.60ドルだった。
報告純利益の前年同期比改善とともに、減損損失その他の費用は減少し、2025年第3四半期の3億9,200万ドルに対し1億700万ドルとなった。法人税費用も1億9,900万ドルから9,400万ドルに減少した。こうした変化は、純利益の増加率が売上高を大きく上回った理由の一端を説明している。
前四半期比の比較は、よりまちまちだった。報告純利益は第2四半期の5億3,400万ドルから減少した一方、調整後純利益は4億6,100万ドルから増加した。売上高は前四半期比でほぼ横ばいだった。報告営業利益率は10.9%で、調整後営業利益率は12.8%だった。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 第3四半期の営業キャッシュフロー | 3億6,800万ドル |
| 第3四半期のフリーキャッシュフロー | 1億5,600万ドル。会社定義の非GAAP指標 |
| 第3四半期の自社株買い | 約2億5,000万ドル |
| 四半期中に支払われた配当 | 1株当たり0.17ドル |
掘削部門の成長が完成部門の活動低迷を相殺
掘削・評価部門の売上高は26億1,400万ドルとなり、前年同期の23億7,700万ドルから増加した。完成・生産部門の売上高は32億2,300万ドルから30億8,900万ドルに減少した。
第2四半期比では、掘削・評価部門の売上高は4%増加した。中東およびラテンアメリカでの活動に加え、西半球で掘削関連サービスが増加したことが寄与した。完成・生産部門の売上高は前四半期比4%減少し、主因は西半球での刺激作業の減少だった。
地域別の数値にも同様の差が表れた。北米の売上高は、主に米国陸上部門での圧力ポンプサービスの減少により、前四半期比5%減の22億ドルとなった。海外売上高は3%増の35億ドルで、中東・アジアの売上高は8%増加した。
2027年の初期見通し、フラクチャリング回復を前提とせず
ジェフ・ミラー会長兼社長兼最高経営責任者(CEO)は、2027年の初期見通しとして、1桁台半ばの売上高成長と約15%の営業利益率を見込んでいると述べた。営業利益率は約200ベーシスポイント改善する見通しだ。
この予測は北米市場が横ばいで推移することを前提としており、北米での水圧破砕の回復を必要としていない。そのため経営陣は、そうした回復を見通し達成の条件ではなく、上振れ要因となり得るものとして示した。これらの数値は将来予想であり、確定した実績ではない。
結論
今回の決算では、前年同期比で利益が改善した一方、北米での活動低迷が続いた。次の焦点は、水圧破砕の回復がなくても、ハリバートンが2027年の初期見通しで示した売上高成長と利益率改善を実現できるかどうかだ。
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