2026年10月20日、クローガーは2026年度の見通しを変更せず、燃料を除く既存店売上高の伸び率を0.2%~0.8%、フリーキャッシュフローを27億~29億ドル、設備投資を38億~40億ドルとする従来の予想を再確認しました。この再確認は、経営陣が9月に引き下げた売上高予想を維持するものであり、上方修正を示すものではありません。
主なポイント
- クローガーは2026年度の売上高、フリーキャッシュフロー、設備投資の予想を維持しました。
- 既存店売上高の伸びが鈍化する中でも、第2四半期の調整後1株当たり利益は増加しました。
- 配当のさらなる増額には引き続き取締役会の承認が必要ですが、残る自社株買い承認枠は年度末までに消化される見込みです。
目次
クローガー、引き下げ後の売上高成長率レンジを維持
9月11日に発表されたクローガーの2026年第2四半期決算および業績見通しで、燃料を除く既存店売上高の現在の成長率レンジが設定されました。経営陣は調整後利益と営業利益の目標を据え置く一方、売上高予想を1.0%~2.0%から引き下げました。
売上高見通しには、インフレ抑制法による約140ベーシスポイントのマイナス影響が含まれています。最高財務責任者(CFO)のデビッド・ケンナリー氏は、9月の引き下げについて説明する際、上期の業績とマクロ経済環境を挙げました。
10月の再確認により、同社は投資を継続しながら小幅な売上高成長を目指す方針を維持しました。これらは通期の経営陣予想であり、確定した実績ではありません。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 2026年度調整後EPS見通し | 5.10~5.30ドル。9月11日の見通しで維持。 |
| 2026年度調整後FIFO営業利益見通し | 50億~52億ドル。9月11日の見通しで維持。 |
| 第2四半期に発表した配当 | 普通株1株当たり0.39ドル。前年同期は0.35ドル。 |
| 純有利子負債/調整後EBITDA | 第2四半期末時点で1.91。前年同期は1.63。 |
売上高の伸び鈍化にもかかわらず四半期利益は改善
2026年8月15日終了の第2四半期は、燃料を除く既存店売上高が0.2%増加しました。前年同期の伸び率は3.4%でした。全社売上高は339億ドルから346億ドルに増加しました。
調整後1株当たり利益は1.04ドルから1.09ドルに増加し、報告ベースの1株当たり利益も0.91ドルから1.05ドルに増加しました。ケンナリー氏は、調整後利益の伸びについて、コスト削減、薬局および燃料部門の好調な業績、eコマースの収益性改善を要因に挙げました。
ただし、利益の改善はすべての営業指標に及んだわけではありません。調整後FIFO営業利益は10億9,100万ドルから10億7,600万ドルに減少しました。最高経営責任者(CEO)のグレッグ・フォラン氏は、売上高の勢いを改善することが引き続き最優先課題だと述べました。
配当の増額と自社株買いを引き続き資本計画に盛り込む
クローガーは9月、配当を11%増額したと発表しました。これにより、増配は20年連続となりました。同社は四半期ごとの配当を継続し、今後も段階的に増額する方針ですが、取締役会の承認が必要です。この方針は、将来の配当を保証するものではありません。
同社は第2四半期に10億ドルの自社株買いを実施し、年度累計の買い戻し額は12億ドルとなりました。四半期末時点で、2025年12月に承認された自社株買い枠には約8億ドルが残っていました。
クローガーはまた、事業への投資と投資適格の債務格付けの維持に取り組む方針を改めて表明しました。したがって、キャッシュ創出は配当だけでなく、複数の優先課題を支えています。
結論
見通しが据え置かれたことで、売上高の実行力とキャッシュ創出に注目が集まります。クローガーが次の株主還元の節目として掲げているのは、2026年度末までに承認済みの自社株買い枠の残額を消化することです。
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