ゼネラル・モーターズ(GM)は2026年10月20日、普通株1株当たり0.18ドルの配当を維持すると発表し、併せて新たに200億ドルの自社株買い枠を承認しました。配当の支払日は2026年12月17日です。また、第3四半期の利益が増加したと報告し、通期の調整後自動車フリーキャッシュフロー見通しを引き上げました。
主なポイント
- 四半期配当は据え置きで、権利確定日は12月4日、支払日は12月17日です。
- GMは従来の60億ドルの自社株買いプログラムを完了し、新たに複数年にわたる200億ドルのプログラムを承認しました。
- 第3四半期の調整後利益は1株当たり3.70ドルに増加し、経営陣は年間利益見通しのレンジを縮小しました。
目次
GMの配当決定、12月の支払いを設定
GMの四半期現金配当の決定では、2026年12月4日の取引終了時点で株主名簿に記載されている普通株主を対象に、1株当たり0.18ドルを支払うとしています。配当額は前四半期から引き上げず、従来の水準を維持します。
今回の決定により、12月の配当支払いが確定しました。これは取締役会が新たに承認した自社株買い枠とは別のもので、自社株買いの時期や実施方法は会社の裁量に委ねられます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 2026年調整後EBIT見通し | 145億~155億ドル。従来は140億~160億ドル。 |
| 2026年調整後自動車フリーキャッシュフロー見通し | 115億~125億ドル。従来は95億~115億ドル。 |
| 2026年調整後希薄化後EPS見通し | 12.75~13.75ドル。従来は12.00~14.00ドル。 |
60億ドルのプログラム完了を受け、新たな自社株買い枠を承認
GMは、2026年1月に発表した60億ドルの自社株買いプログラムを完了したと明らかにしました。その後、取締役会は有効期限を設けない、新たな複数年の200億ドルの買い戻し枠を承認しました。
この承認は、株式の買い戻しがすでに完了したことを意味するものでも、一定のスケジュールで全額を支出する約束でもありません。GMによると、同社は自らの裁量でプログラムを一時停止または終了することができます。
発行済み株式数は2026年9月30日時点で8億4,900万株となり、2025年末の9億400万株、2024年末の9億9,500万株から減少しました。この株式数の減少は、現金配当に加えて自社株買いも継続して重視する同社の方針を理解するうえでの背景となります。
四半期利益、売上高を上回る伸び
2026年9月30日までの3カ月間の売上高は前年同期比2.9%増の500億1,500万ドルでした。株主に帰属する純利益は33億3,500万ドルとなり、前年同期の13億2,700万ドルから増加しました。
利払い・税引き前調整後利益(EBIT)は21.6%増の41億600万ドルとなり、調整後EBITマージンは前年同期の6.9%から8.2%に拡大しました。調整後希薄化後1株当たり利益は2.80ドルから3.70ドルに増加しました。報告ベースの希薄化後1株当たり利益は3.73ドルで、前年同期は1.35ドルでした。
北米の調整後EBITは43.4%増の35億9,200万ドルでした。一方、他の地域では業績が低調でした。海外部門の調整後EBITは前年同期の2億2,600万ドルから2,800万ドルに減少し、GM Financialの税引き前調整後利益は16.9%減の6億6,800万ドルとなりました。
調整後自動車フリーキャッシュフローは40.0%増の58億8,200万ドルとなり、四半期利益の増加に伴って伸びました。
通期見通しでキャッシュフロー目標を引き上げ、利益レンジを縮小
経営陣は2026年通期の調整後自動車フリーキャッシュフローのレンジを引き上げるとともに、調整後EBITと調整後希薄化後EPSのレンジを縮小しました。調整後EBITのレンジの中間値は変わっていないため、今回の修正は中心目標の引き上げではなく、予想レンジの絞り込みを意味します。
GMは、通期の株主帰属純利益を89億~95億ドル、自動車部門の営業キャッシュフローを173億~203億ドルと予想しています。これらの見通しには、特別項目に関連する将来の調整が発生した場合の影響は含まれていません。
結論
次回の配当について確定している主な日程は、権利確定日が12月4日、支払日が12月17日です。より規模の大きい自社株買い枠の実施はGMの裁量に委ねられており、更新された通期見通しが、2026年の残りの業績を評価する基準となります。
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