マーケンタイルの2026年第3四半期の売上高は17.3%増の7,320万ドルとなり、アナリスト予想の7,084万ドルを上回った。10月20日に発表された決算によると、調達コストの低下と収益資産残高の拡大が成長を支えた一方、費用と税金の増加が純利益の伸びを抑えた。
主なポイント
- 四半期売上高はアナリスト予想を236万ドル上回った。
- 貸出利回りが低下する中、調達コストの低下が純金利マージンの拡大に寄与した。
- 純利益は小幅に増加したが、報告ベースの希薄化後1株当たり利益は前年同期比で減少した。
目次
利息収入と手数料収入の増加を受け、マーケンタイルの売上高が拡大
マーケンタイル・バンク・コーポレーションの2026年第3四半期決算では、純金利収入は6,090万ドルとなり、前年同期比17.1%増加した。非金利収入は18.4%増の1,230万ドルで、資金管理手数料、金利スワップ収入、住宅ローン関連収入が寄与した。
資金管理手数料は約28%増加した。新たな法人顧客の獲得に加え、既存顧客によるサービス利用の拡大が反映された。イースタン・ミシガン・バンクは純金利収入580万ドル、非金利収入50万ドルを計上しており、報告された売上高の増加には買収事業の寄与が含まれている。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 総資産 | 2026年9月30日時点で71億6,000万ドル |
| 普通株1株当たり有形簿価 | 2026年9月30日時点で37.81ドル |
| 不良資産 | 980万ドル、総資産の0.1% |
| 信用損失引当金繰入額 | 2026年第3四半期は70万ドル、前年同期は20万ドル |
調達コストの低下が貸出利回りの低下を相殺
純金利マージンは、2025年第3四半期の3.49%から3.73%に拡大した。貸出利回りが6.35%から6.12%に低下したにもかかわらず改善しており、貸出利回りが弱含む局面で調達コストの低下が銀行の利ざやを支え得ることを示している。
マーケンタイルの資金調達コストは2.25%から1.79%に低下した。同社は、マネー・マーケット口座と定期預金の金利低下、低コスト預金の比率上昇、ブローカード・デポジットへの依存低下を要因に挙げた。
2026年最初の9カ月間に地元預金は4億3,800万ドル増加した一方、ブローカード・デポジットは1億1,000万ドル減少した。貸出預金比率は2025年末の91.2%から9月30日時点で88.3%に低下し、融資残高に対する預金基盤が拡大した。
費用の増加が利益の伸びを抑制
純利益は2,410万ドルとなり、前年同期の2,380万ドルから増加した。それでも報告ベースの希薄化後1株当たり利益は1.46ドルから1.39ドルに減少した。
非金利費用は3,480万ドルから4,360万ドルに増加した。イースタン・ミシガン・バンクが当四半期の費用に410万ドル寄与したほか、人件費、人員への投資、インフレ、貸借対照表の拡大に伴うコストなども増加要因となった。連邦所得税費用も370万ドルから490万ドルに増加した。
調整後希薄化後1株当たり利益は1.42ドルで、前年同期の1.50ドルから減少した。この非GAAP指標は、買収費用、銀行システムの移行費用などの一時的項目を除外するもので、報告利益を補足する指標であり、これに代わるものではない。
結論
売上高の伸びは利益の伸びを上回ったが、営業費用と税金の増加が改善分の多くを吸収した。次に予定されている業務上の節目は、マーケンタイルの基幹・デジタルバンキングシステムの移行で、経営陣は2027年第1四半期を見込んでいる。
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