NscaleとAnthropicの協議では、ウェストバージニア州にあるNscaleのMonarchデータセンターキャンパスに2棟目の施設を設けることに関連し、約450億ドル相当のコンピューティングサービス販売契約が検討されていると報じられています。2026年10月19日に報じられたこの協議は、同額とされるAIクラウドコンピューティング能力に関する8月の先行契約に続くものです。

主なポイント

  • 450億ドル規模となる可能性のある契約は現在も協議中であり、取引は成立していません。
  • 提案されている拡張計画では、Monarchキャンパスに2棟目の施設が追加されます。
  • 新たな交渉は、8月に締結された先行のコンピューティング契約とは別のものです。

目次

NscaleとAnthropicの協議、Monarchの2棟目の施設が焦点

提案されている取り決めが成立すれば、Monarchに別の施設を設けることで、Anthropicが利用できるコンピューティングインフラが拡充されます。計画中の施設ではNVIDIA Vera Rubin AIチップが採用され、容量は460メガワットとなる見込みです。

約450億ドルという金額は、コンピューティングサービス販売契約の想定額であり、開示された建設予算ではありません。また、Nscaleがすでに計上した売上として扱うべきではありません。

先行する8月の契約と、提案されている2件目の取り決めは、公表された金額こそ同程度ですが、状況は異なります。前者はAIクラウドコンピューティング能力に関する既存のリース契約とされていますが、後者はなお交渉段階です。入手可能な情報からは、2件目の契約が締結されたことも、提供スケジュールも確認できません。

項目詳細
キャンパスの所在地ウェストバージニア州、Monarchデータセンターキャンパス
計画中のハードウェアNVIDIA Vera Rubin AIチップ
計画中の容量460メガワット

企業提出書類は背景情報を示すが、契約を確認するものではない

Nscaleの9月18日付登録届出書には、新規株式公開(IPO)の計画と、ティッカーシンボルNSCLでニューヨーク証券取引所への上場を申請する意向が記載されています。これらは予備目論見書に記された計画であり、株式公開が完了したことを確認するものではありません。

届出書によると、Nscale Limitedはイングランドおよびウェールズで設立され、主たる執行役員室をロンドンに置いています。そのため、米国内のキャンパス開発と親会社の法的な本拠地は区別する必要があります。

この9月の届出書は10月19日の協議より前に提出されたものであり、報じられている2件目の450億ドル契約を確認するものではありません。

結論

注目すべき点は、10月の協議が2件目の契約締結につながるかどうかです。それまでは、提案されている金額と施設の拡張計画は、8月の先行契約とは別のものです。

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