2026年第3四半期のLithiaの決算では、1株当たり利益が増加した一方、自社株買いで発行済み株式数が減少する中、調整後純利益は減少した。自動車小売業者の同社は10月21日、調整後希薄化後EPSが前年同期比9%増の10.34ドルだったと発表した。売上高は2.8%増の99億5,000万ドルとなった。EPSが伸びたにもかかわらず、同日の株価は下落した。

主なポイント

  • 調整後純利益が5%減少する一方、発行済み株式数の減少を反映して調整後EPSは9%上昇した。
  • 中古車小売の1台当たり利益は改善したが、新車および金融・保険部門の業績は悪化した。
  • Lithiaは四半期配当を7%引き上げ、四半期中に8,500万ドル相当の自社株を買い戻した。

目次

Lithiaの決算ではEPSの伸びと利益総額が乖離

Lithiaが発表した2026年第3四半期決算によると、調整後純利益は2億2,930万ドルとなり、前年同期の2億4,090万ドルから減少した。それでも、希薄化後発行済み株式数が12.7%減の2,200万株となったため、調整後希薄化後EPSは9.50ドルから10.34ドルに増加した。

この違いは重要だ。調整後1株当たり利益の増加は、調整後利益総額の伸びを意味しない。ブライアン・デボー最高経営責任者(CEO)は、発行済み株式数の減少が同社の1株当たり利益を押し上げていると述べた。

報告ベースの業績は調整後数値を上回った。GAAPベースの希薄化後EPSは前年同期の8.61ドルに対し13.22ドルとなり、純利益は34%増の2億9,290万ドルだった。調整後数値からは、LithiaのPinewood Technologies Groupへの投資に関する未実現利益や、その他の非中核項目が除外された。

項目詳細
第3四半期の新車販売台数105,471台、前年同期比1.1%増。
第3四半期の中古車小売販売台数109,791台、前年同期比0.6%増。
第3四半期のフロアプラン金利費用7,030万ドル、前年同期比21.6%増。
四半期末の流動性現金、有価証券およびリボルビング・クレジット枠の利用可能額を合わせて約14億ドル。

中古車の増益と他部門の圧力

中古車小売の1台当たり粗利益は11.1%増の1,970ドルとなった一方、新車の1台当たり粗利益は5.7%減の2,635ドルだった。金融・保険を含む車両1台当たり粗利益合計は1.9%減の3,949ドルとなった。これらは1台当たりの指標であり、車両粗利益総額の変化を示すものではない。

金融・保険の連結売上高は4.5%減の3億6,140万ドルとなった。一方、融資事業の収益は69%増の3,230万ドルで、過去最高の融資実行額9億3,700万ドルが寄与した。この2つの指標はLithiaの事業における異なる分野を示しており、同一視すべきではない。

アフターサービス部門も業績を下支えし、既存店ベースの粗利益は2.4%増加、粗利益率は59.5%に達した。しかしグループ全体では、売上高が増加したにもかかわらず、営業利益は0.3%減の4億2,020万ドルとなった。

事業拡大に伴う自社株買いと増配

Lithiaは四半期中に約246,000株を加重平均取得価格345ドルで買い戻した。2026年9月30日時点で、自社株買いの承認枠には約5億3,500万ドルが残っていた。

取締役会は1株当たり0.75ドルの四半期配当を承認し、7%の増配となった。支払日は2026年11月20日の予定で、権利確定日は11月6日。

店舗網の拡大も続いた。Lithiaは四半期中に2店舗を取得し、年間換算で1億5,000万ドルの売上高が見込まれる一方、売上高1億1,500万ドル相当の2店舗を売却した。10月にはテネシー州メンフィスのHyundaiおよびKiaの4店舗を取得し、年間換算で2億5,000万ドルの売上高が加わる見込みだ。これらは年間売上高への予想寄与額であり、当四半期にすでに計上された売上高ではない。

結論

Lithiaの四半期業績では、報告ベースの利益と中古車の収益性が改善した一方、調整後純利益は減少し、車両全体の1台当たり利益は悪化した。次に確定している株主関連の日程は、11月6日の配当権利確定日と、11月20日の予定支払日だ。

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