モルガン・スタンレーのアナリスト、マイケル・サイプラス氏は2026年10月19日、シュワブの目標株価を141ドルから132ドルに引き下げる一方、オーバーウェイト評価を維持した。9ドル、率にして6.38%の引き下げは、株式の投資判断を変えることなく、アナリストの株価見通しを変更した。
主なポイント
- モルガン・スタンレーは目標株価を6.38%引き下げたが、オーバーウェイト評価を維持した。
- シュワブはその4日前に、第3四半期の売上高が17%増加したと発表していた。
- アナリストの目標株価はシュワブの公表実績とは別のもので、会社の業績見通しではない。
目次
評価を引き下げずにシュワブの目標株価を引き下げ
10月19日の措置では、チャールズ・シュワブ株の既存の投資判断が引き下げられることなく、モルガン・スタンレーの評価が維持された。目標株価と投資評価は異なる判断を示す。目標株価はアナリストの株価見通しを表し、投資評価は投資推奨を伝える。
公表された情報からは、サイプラス氏が目標株価を引き下げた具体的な理由や、目標の期間は明らかになっていない。したがって、この修正が利益予想、バリュエーションの前提、あるいはその他の要因の変化を反映したものかどうかは分からない。また、この措置だけでは、シュワブの事業見通しに変化があったことも示されない。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 第3四半期の中核的な純新規資産 | 1,904億ドル、前年同期比38%増。 |
| 顧客資産総額 | 13.33兆ドル、前年同期比15%増。 |
| 新規証券口座 | 第3四半期に120万口座を開設。 |
| 第3四半期の自社株買い | 普通株470万株を5億ドルで買い戻した。 |
四半期決算が示す事業環境
シュワブが10月15日に発表した2026年第3四半期決算によると、純収益は前年同期比17%増の71億7,100万ドル、純利益は23%増の29億600万ドルだった。同社が公表したこれらの実績は、その後のアナリストの動きを理解する背景となるが、モルガン・スタンレーの判断理由を説明するものではない。
GAAPベースの希薄化後1株当たり利益は29%増の1.62ドルだった。取引関連費用を除いた調整後希薄化後1株当たり利益も29%増の1.69ドルとなった。利息を除く費用の増加率が9%にとどまる中、収益はそれを上回る伸びを示し、GAAPベースの税引前利益率は49.2%から52.7%に上昇した。
金融サービス会社であるシュワブは、顧客資産の増加や口座開設数の伸びも報告した。同社は証券仲介、ウェルスマネジメント、銀行業務を展開しており、業績は取引活動だけに依存するものではなく、複数の収益源を有している。
結論
確認されている変更は、モルガン・スタンレーによる目標株価の引き下げであり、投資評価の引き下げではない。シュワブの第3四半期決算は、今後の同社の発表やアナリストによる評価の修正を判断する際の事業実績の基準となる。
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