テクノロジー製品メーカーのTTMテクノロジーズは、過去最高の第3四半期売上高と調整後利益を報告したものの、同社株は2026年10月22日のナスダック市場での取引中に25.85%下落し、75.74ドルとなった。この急落は前年同期比での業績改善とさらなる成長見通しの発表に伴って起きたが、入手可能な情報からは、売りの具体的な理由は特定できない。

要点

  • 株価は前日終値から26.41ドル下落し、出来高はすでに示された1日平均を上回った。
  • 第3四半期の売上高は59.9%増の12億ドルとなり、GAAPベースの希薄化後1株当たり利益は0.79ドルに増加した。
  • 経営陣の見通しには完了済みの買収が含まれる一方、買収提案中のOphir Opticsの買収など、未完了の案件は含まれていない。

目次

TTMテクノロジーズ株、取引中に大幅下落

75.74ドルという株価は取引中の観測値であり、終値ではない。株価は前日の取引を102.15ドルで終え、83.75ドルで寄り付いた後、74.72ドルから84.09ドルの範囲で取引された。

出来高は723万株に達し、示された平均の272万株と比べて、取引終了前の時点ですでに約2.7倍となった。

下落は決算発表当日に起きた。アナリスト予想との比較や投資家の期待を説明するその他の証拠がないため、株価の動きだけでは、投資家が業績、見通し、あるいは別の要因に反応したのかは分からない。

項目詳細
2026年第4四半期の売上高見通し14億2,000万~14億4,000万ドル
2026年第4四半期の調整後希薄化後EPS見通し1.77~1.83ドル
2026年通期の売上高見通し44億7,000万~44億9,000万ドル
2026年通期の調整後希薄化後EPS見通し4.97~5.03ドル
2027年通期の暫定売上高予想65億~67億5,000万ドル
2027年通期の暫定調整後希薄化後EPS予想8.10~8.90ドル

過去最高の売上高と収益性の向上

TTMが発表した2026年第3四半期決算は、9月28日に終了した四半期を対象としている。売上高は12億ドルとなり、前年同期の7億5,270万ドルから増加した。GAAPベースの純利益は5,310万ドルから8,480万ドルに増加し、希薄化後1株当たり利益は0.50ドルから0.79ドルに上昇した。

非GAAPベースの純利益は1億5,780万ドル、希薄化後1株当たり1.46ドルとなった。前年同期は7,100万ドル、1株当たり0.67ドルだった。これらの調整後数値はGAAPベースの利益とは異なり、特定の費用やその他の項目を除外している。

調整後EBITDAマージンは16.1%から20.1%へと4ポイント拡大した。営業キャッシュフローは1億5,470万ドルだった。

エドウィン・ロックス最高経営責任者(CEO)は、主要市場すべてが成長に寄与したと述べた。データセンター・ネットワーキング部門の売上高は115%増加し、総売上高の41%を占めた。同社は人工知能(AI)需要の継続を理由に挙げた。航空宇宙・防衛部門の売上高は21%増加し、同最終市場のプログラム受注残高は20億ドルとなった。

業績見通しには完了済み案件を含むが、未完了の買収は含まず

経営陣は第4四半期も売上高と調整後利益がさらに伸びると予想し、2027年通期の暫定予想を公表した。以下の1株当たり利益のレンジは非GAAPベースの業績見通しであり、報告済みの実績ではない。

見通しには、買収が完了したSwiss Technology GroupとEpiq Solutionsの寄与、および関連する資金調達コストが含まれる。一方、未完了の買収は含まれていないため、発表済みのすべての取引が完了した後に想定される事業全体の見通しを示すものではない。

対象外の案件には、10月19日に発表された、MKSからOphir Opticsを現金6億5,000万ドルで買収する提案が含まれる。TTMは、この取引の資金を手元資金、将来のキャッシュフロー、および既存のコミットメント型リボルビング信用枠からの借入で賄う見込みだ。

英国のMerlin Circuit TechnologyとMerlin Flex、ならびにドイツのILFAの買収計画も業績見通しには含まれていない。TTMはこれらの取引を2026年第4四半期中に完了する見込みだ。

結論

次の業績上の節目は、TTMの第4四半期見通しと、欧州のPCB事業買収の完了見込みだ。これらの節目を通じて、見通しにすでに含まれている事業の業績と、まだ反映されていない事業の寄与を見分けることができる。

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