JSWスチールの2026年7~9月期は利益が大幅に増加し、連結純利益は前年同期比225%増の5,279 croreルピーとなった。同社は10月23日、鉄鋼販売量が過去最高を記録し、売上高が約21%増加したと発表したが、発表後の株価は約3%安で取引された。
主なポイント
- FY27第2四半期は、連結利益が売上高を大きく上回る伸びとなった。
- 鉄鋼販売量の過去最高は、国内販売量の増加と自動車需要の強さを反映した。
- 原料炭コストの上昇と販売実現価格の低下が、販売量増加の恩恵を一部相殺した。
目次
JSWスチールの利益、売上高の伸びを上回る
純利益は前年同期の1,623 croreルピーから増加した。営業収益は5万4,486 croreルピーとなり、FY26第2四半期の4万5,152 croreルピーを上回った。
同社が報告したEBITDAは9,941 croreルピーで、前年同期比39%増となった。長期借入金に係る為替差損益から関係会社向け債権を控除した額を除いて算出している。調整後EBITDAマージンは18.3%だった。
JSWスチールは、販売量の増加が業績を押し上げた一方、原料炭価格の上昇と販売実現価格の低下が一部相殺したと説明した。この四半期は販売活動が拡大する一方、投入コストと販売価格への圧力が続いた。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 総費用 | 4万8,168 croreルピー。前年同期の4万3,004 croreルピーから12%超増加。 |
| 粗鋼生産量 | FY27第2四半期に727万トンと過去最高を記録。 |
| 機関投資家向け販売 | 415万トンで、前年同期比15%増。 |
| 輸出 | 98万トン。インド事業の販売量の13%を占めた。 |
国内販売と自動車向け販売が過去最高に
販売可能な鉄鋼製品の販売量は746万トンと過去最高に達し、前年同期比13%増、前四半期比19%増となった。国内販売も629万トンと過去最高を記録し、前年同期比12%増、前四半期比18%増だった。
自動車部門向け販売は過去最高となり、前年同期比36%増加した。薄板製品の販売は16%増加した一方、付加価値・特殊鋼製品(VASP)の販売は11%増加し、両カテゴリーとも過去最高を記録した。
同社の2025~26年度年次報告の経営陣による説明では、付加価値・特殊鋼製品は建設、インフラ、自動車、電気機器、家電向けに供給されると説明されている。この情報は製品カテゴリーの背景を示すものであり、直近四半期の数値を検証するものではない。
決算は増益も株価は下落
決算発表後、JSWスチール株はインド国立証券取引所(NSE)で約1,182ルピー、約3%安で取引された。これは取引中の時点の状況であり、終値として示されたものではない。
入手可能な情報からは、下落の具体的な理由は明らかにならない。報告された利益の増加と株価の動きは別の結果であり、増益だけでは投資家が決算をどのように評価したかは説明できない。
まとめ
過去最高の販売量がJSWスチールの利益の大幅増加を支えた一方、原料炭コストと販売実現価格の低下が重しとなった。今後の四半期決算では、販売量の強さがこうした圧力を上回り続けるかが明らかになる。
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