IRENは2026年10月21日、スペインのバダホスで計画するAIデータセンターについて土木工事許可を取得するとともに、IREN Europeの発足を発表しました。同プロジェクトは約300メガワットの電力容量を目指しており、初期稼働は2028年を予定しています。
主なポイント
- バダホスのプロジェクトは、IRENのAIクラウド事業が欧州へ拡大することを示しています。
- 土木工事許可の取得は開発上の節目であり、データセンターの稼働開始を意味するものではありません。
- 初期稼働は2028年を目標としています。今回の発表は、300MWの全容量が稼働開始時に利用可能になることを意味しません。
目次
IREN Europe、現地規制に準拠したAIインフラを目指す
IRENはベルリンで開催されたNvidiaのGTCイベントで、この事業を発表しました。計画中のバダホス施設は、現地のコンプライアンス要件を満たす柔軟なインフラを求める顧客向けに、マネージドクラウドサービスを通じてAIワークロードを支援することを目的としています。
欧州での取り組みは、AIクラウドサービスとビットコインマイニングですでに事業を展開する同社の事業を拡大するものです。これらの事業分野は、IRENの2026年度年次提出書類にも記載されています。スペインのプロジェクトはAIインフラに重点を置いており、新たに発表されたビットコインマイニング事業ではありません。
導入を検討する顧客にとって、欧州に計画されている立地はデータ所在地要件の面で重要です。コンピューティングインフラの所在地は、その処理能力とともに考慮される場合があります。IRENは、現地の規制に準拠したサービスを通じて、こうしたニーズに対応する方針です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 上場企業 | IREN Ltd |
| 株式ティッカー | IREN |
| 旧社名 | Iris Energy |
| 本社所在国 | オーストラリア |
許可取得が2028年の稼働目標に先行
土木工事許可の取得により開発手続きは前進しますが、施設が完成した、あるいは稼働中であると混同すべきではありません。約300MWという数値はプロジェクトで計画されている電力容量を示すもので、顧客にすでに提供されているコンピューティング能力ではありません。
IRENが示したスケジュールでは、初期稼働は2028年を予定しています。この表現は、サービス開始と計画容量全体の完成を区別するものです。300MWすべてが一斉に稼働することを示すものではありません。
結論
IREN Europeは新たな事業拡大の取り組みですが、バダホス施設は依然として開発段階のプロジェクトです。次に予定されている稼働上の節目は、2028年を目標とする初期サービスの開始です。
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