SkyAIによるSolanaの清算後、ナスダック上場企業である同社にはSOLが残っておらず、現金約2億2,380万ドルを保有している。これは、応募が上限に達した場合に2億130万ドルの費用が生じる可能性のある株式公開買付けの原資となる。同社は2026年10月19日、現金残高を確認した。これは、9月の株主総会の直前に改めて確認していた財務戦略を撤回した後のことだった。
主なポイント
- SkyAIは200万SOL超の全保有分を売却し、10月15日に最後の売却を完了した。
- 1株当たり3ドル、または適格ワラントを対象とする公開買付けは、延長または早期終了されない限り、10月29日に期限を迎える予定。
- 約10%を保有する株主のBastion Tradingは、売却に関する詳細な開示と公開買付価格の引き上げを求めている。
目次
公開買付けで清算資金を活用
旧社名をSharps TechnologyとするSkyAIは、10月16日に現金による公開買付けを開始した。買付けの対象は普通株式最大4,830万株と、3種類のクラスにわたる約1,880万個のワラント。同社は発行済み普通株式の最大95%と、複数クラスのワラントを買い戻す方針だ。
1株当たり3ドルの買付価格は、10月9日の終値を65%上回り、報告された純現金資産価値の約0.95倍に相当する。応募が上限に達した場合、手数料および費用を差し引く前の現金残高は約2,250万ドルとなる。
暗号資産の保有分がなくなったことを受け、SkyAIはSOLが100ドルを上回る水準を維持することを求めていた従来の条件を撤廃した。同社は、この自社株買いにより投資家に流動性を提供するとともに、人工知能(AI)を活用した金融プラットフォームの計画を進められるとしている。
SkyAIのSolana清算、9月の確約に続く動き
9月14日、SkyAIはSolanaを主要な財務資産と位置づけ、200万SOL超を保有し、未返済債務はないと報告していた。4日後には年次株主総会が開かれ、株主は取締役会と株式報酬制度を支持するよう求められた。
その後、10月の開示で急速な保有削減の進展が明らかになった。10月11日の発表では、約100万SOLを売却したと説明。10月13日のSEC提出書類によると、残存保有は約60万SOLで、当初保有分の少なくとも70%が清算されたことを示していた。
10月14日までに同社は、現金約2億460万ドルと、ロックアップ中のSOL21万枚を保有していると報告した。また、BitGo、Anchorage、Coinbaseが関わる直近の流動性トークンおよびロックアップ中トークンの取引について、手数料控除後のSOL1枚当たり平均売却価格が107.51ドルだったと開示した。
公開買付け関連書類によると、最後のSOL保有分は10月15日に売却された。その後SkyAIは、10月16日時点で現金2億2,380万ドルを保有し、SOLは保有していないと確認した。
今回の撤退により、2026年第2四半期にネットのステーキング収益230万ドルを生み出していた準備資産からの直接的なステーキングへのエクスポージャーもなくなる。SkyAIは、Solanaの財務資産を再構築する計画を発表していない。
Bastion、売却手続きと公開買付条件に異議
SkyAIの株式を約10%保有するBastion Tradingは、資産売却の時期、透明性、承認手続きに疑問を呈している。同社は売却日、数量、価格、売却代金の内訳を求めている。
同株主はまた、公開買付価格を3.50ドルに引き上げること、インサイダーに関する制限、取締役会の変更を求めている。これらは株主による主張および提案であり、証券法違反が認定されたことを意味するものではない。
結論
SkyAIはSOLからの撤退を完了したが、公開買付けは現在も進行中だ。株主の応募状況と、Bastionによる開示請求への同社の対応は、なお決着していない。
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