Rambusの2026年第3四半期決算では、売上高が前年同期比22%増の過去最高となる2億1,830万ドルを記録し、会社予想を上回った。10月26日の発表では、第4四半期の売上高目標も引き上げられた。これは、9月30日に終了した四半期に製品売上高と営業キャッシュフローが過去最高を記録したことを受けたものだ。

要点

  • 売上高は会社予想の2億1,000万~2億1,600万ドルを上回った。
  • 製品売上高は1億1,430万ドルに達した。これは全社売上高とは別の数値だ。
  • 第4四半期の売上高予想は2億2,700万~2億3,300万ドル。顧客との契約締結などのリスクがある。

過去最高の製品売上高を受け、Rambusの決算は増収

Rambusの 第3四半期の決算 では、GAAPベースの純利益が前年同期の4,840万ドルから7,460万ドルに増加した。GAAPベースの希薄化後1株当たり利益は0.44ドルから0.69ドルに、非GAAPベースの希薄化後1株当たり利益は0.62ドルから0.84ドルにそれぞれ増加した。

製品売上高は前四半期比15%増、前年同期比22%増となった。この1億1,430万ドルは製品販売のみの金額であり、ロイヤルティ収入、契約収入およびその他の売上高を合わせた全社売上高は2億1,830万ドルだった。

最高経営責任者(CEO)のLuc Seraphinは、顧客需要の強さが製品売上高と営業キャッシュフローの過去最高につながったと述べた。Rambusはまた、メモリーの電源管理製品やデータセンター向けセキュリティ製品など、次世代AIシステム向けの製品および知的財産の提供を拡大したと発表した。

GAAPベースの営業利益率は前年同期の35%から38%に上昇した。非GAAPベースの利益には、株式報酬費用や取得無形資産の償却費などが含まれないため、報告されたGAAPベースの業績とは分けて評価する必要がある。

項目詳細
2026年第3四半期の製品売上高1億1,430万ドル
2026年第3四半期のロイヤルティ収入7,700万ドル
2026年第3四半期の契約収入およびその他の売上高2,700万ドル

第4四半期の見通しは増収を示す

2026年第4四半期について、Rambusは売上高を2億2,700万~2億3,300万ドル、製品売上高を1億2,700万~1億3,300万ドルと予想している。いずれの予想レンジも第3四半期の実績を上回るが、確定した売上高ではなく、経営陣による予測である。

同社は、GAAPベースの希薄化後1株当たり利益を0.68~0.76ドル、非GAAPベースの希薄化後1株当たり利益を0.84~0.92ドルと予想している。

Rambusは、売上高見通しを達成するには、製品販売やライセンスソリューションに関する顧客との契約締結などが必要だと注意を促した。したがって、こうした契約の履行が予想を実現するうえで重要な条件となる。

キャッシュ創出と自社株買い、AI投資

営業キャッシュフローは過去最高の1億250万ドルに達した。一方、現金、現金同等物および有価証券は、6月30日から4,800万ドル減少して7億7,690万ドルとなった。主な要因は、自社株買いに1億3,540万ドル、設備投資に1,120万ドルを支出したことだ。

別途、Rambusは決算発表の4日前にあたる10月22日、ChipAgentsとの提携を発表した。Rambusは、チップおよび知的財産の設計・検証ワークフロー全体にエージェント型AIプラットフォームを導入し、ChipAgentsの戦略的投資家となった。両社は設計速度と生産性の向上を目指しているが、こうした効果は四半期実績として確認されたものではない。

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