オリオンの2026年第3四半期の利益は大幅に増加した。ヌベクサのロイヤルティ収入と製品販売の伸びを受け、製薬会社である同社は通期の売上高と営業利益の見通しを引き上げた。
主なポイント
- 四半期の純売上高は28.1%増の5億4,220万ユーロ、営業利益は73.5%増の2億990万ユーロとなった。
- ヌベクサのロイヤルティ収入と、バイエル向け錠剤の売上高は、四半期合計で2億8,000万ユーロとなった。
- オリオンは2026年の売上高と営業利益の見通しについて、いずれもレンジの上限と下限を引き上げた。
オリオンの利益とヌベクサの売上高
7~9月期の純売上高は、前年同期の4億2,320万ユーロから増加した。営業利益は1億2,100万ユーロから増加した。基本的1株当たり利益は0.68ユーロから1.19ユーロに上昇した。
同社の 9カ月中間報告書によると、1~9月の売上高は前年同期の11億9,420万ユーロから増加し、14億8,150万ユーロとなった。営業利益は3億350万ユーロから5億120万ユーロに増加した。
第3四半期のヌベクサの実績は、ロイヤルティ収入が2億2,200万ユーロ、提携先のバイエル向け錠剤の売上高が5,800万ユーロだった。リイサ・フルメCEOは、ヌベクサが売上高成長の主なけん引役であり、ロイヤルティ収入の増加が収益性改善の最大の要因だったと述べた。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 2026年の純売上高見通し | 20億7,000万~21億4,000万ユーロ(従来は20億~21億ユーロ) |
| 2026年の営業利益見通し | 7億3,000万~7億9,000万ユーロ(従来は6億5,000万~7億5,000万ユーロ) |
通期見通しを上方修正
オリオンは9月の報告期間終了後、10月20日に2026年の見通しを引き上げた。改定後のレンジは予測であり、確定した実績ではない。
レネ・リンデルCFOは、見通しのレンジに幅がある主な理由はヌベクサだと述べた。またオリオンは、急成長する製品のロイヤルティ収入と製品販売を予測するのは難しく、見通しには米国の関税による潜在的な影響を一部織り込んだと説明した。
その他の事業と研究開発
ブランド製品部門も、イージーヘイラーと女性医療製品群への需要により成長を支えた。ジェネリック医薬品・コンシューマーヘルス部門の売上高は、前年同期の比較対象が高かったことを背景に、第3四半期に3.4%減少した。
オリオンは、初の生物学的製剤の臨床開発候補であるODM-216の第1相試験を開始した。また、四半期終了後に第3相DASL-HiCaP試験の中間結果を報告した。
次の節目
オリオンは2027年2月17日に2026年の財務諸表を発表する予定だ。
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