Rocky Mountain Chocolate Factoryは2026年10月19日、生産効率と製品・小売部門の粗利益率が改善したものの、2027年度第2四半期の損失が拡大したと報告した。RMCFの最新情報では、8月31日の四半期末後に完了した資金調達についても詳述されており、債務返済に充てた製造施設のセール・アンド・リースバックと、新たな運転資金ローンが含まれる。

主なポイント

  • 粗利益率は8.0%に回復したが、費用の増加もあり、四半期純損失は130万ドルに拡大した。
  • 10月のセール・アンド・リースバックにより、年利12%の債務660万ドルを返済した。
  • 取締役会の委員会が戦略的選択肢を検討しているが、取引に至る保証はない。

目次

RMCF最新情報:生産は改善も収益は悪化

売上高は前年同期の680万ドルから670万ドルに減少した。Durangoの製品販売とロイヤルティー・マーケティング手数料の減少が、直営店舗数の拡大と値上げの恩恵を受けた小売売上高の増加を上回った。

同社の2027年度第2四半期決算発表によると、製品・小売部門の粗利益は前年同期の3万3,000ドルの粗損失から42万3,000ドルの粗利益に回復した。価格改定と生産効率の向上を反映し、粗利益率はマイナス0.6%から8.0%に上昇した。

しかし、この改善は最終損益の損失縮小にはつながらなかった。総費用は前年同期の730万ドルから770万ドルに増加した。主な要因は、直営店舗数の拡大に加え、フランチャイズ関連費用と一般管理費の増加だった。

純損失は前年同期の70万ドル(1株当たり0.09ドル)から130万ドル(1株当たり0.14ドル)に拡大した。生産面の採算改善だけでは、広範な費用負担を相殺するにはまだ不十分であることが示された。

項目詳細
直営店舗の拡大2026年7月のChino Hills買収により、直営店舗数は5店舗に増加した。
新規フランチャイズ店舗カリフォルニア州Folsomとニュージャージー州Tinton Fallsに店舗が開業した。
全体の店舗網フランチャイズ加盟店とライセンシーを含め、米国内および海外に約250店舗を展開している。

10月の資金調達で四半期末の債務状況が変化

8月31日時点で、Rocky Mountain Chocolate Factoryの現金および現金同等物は41万6,000ドルで、2月末の120万ドルから減少していた。流動負債は1,360万ドルで、流動資産の710万ドルを上回っていた。

四半期末後、同社はAmerican Heritage Legaciesとの間で、コロラド州Durangoにある製造施設を対象とする660万ドルのセール・アンド・リースバックを完了した。売却は2026年10月16日に成立し、同日付でリースが開始された。

手取金は、年利12%の債務660万ドルの返済に充てられた。返済には期限前返済違約金および関連費用として30万ドルが発生した。この取引により当該借入金は返済された一方、同施設についてのリース債務は残った。

また10月16日、同社はAlpine Bankとの融資契約に基づき、運転資金として200万ドルの融資を受けた。この融資の金利はプライムレートに1パーセントポイントを加えた水準で、満期は2028年10月16日。

年末商戦の準備と並行して戦略的検討を継続

取締役会は四半期中に戦略委員会を設置し、売却、合併、その他の事業統合、非公開化取引の可能性を含む選択肢を検討している。同社は第三者から関心の表明を受けているものの、検討の結果、取引やその他の戦略的変更に至る保証はないとしている。

最高執行責任者のDavid Denkerは、8月が暦年で最も生産量と出荷量の多い月だったと述べた。年末商戦を前に、Durango施設の生産量を増やすことが引き続き優先課題となっている。

Denkerによると、報告ツールの改善に加え、同社の企業資源計画(ERP)機能により、各チームは需要、在庫、生産要件をより把握しやすくなっている。経営陣は業務遂行のさらなる改善余地があると見ているが、これらは達成済みの成果ではなく、あくまで見通しである。

結論

次の事業運営上の重点は年末商戦であり、経営陣はDurangoの生産量増加と安定した業務遂行を優先している。戦略的検討は継続中であり、10月に完了した資金調達は、8月の四半期末時点の状況とは区別して捉える必要がある。

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