Margin Tradeは2026年10月22日、CoinGeckoが専用の取引所ページとAPIを通じて、同社の先物市場と現物市場のトラッキングを開始したと発表した。発表の対象は27の無期限先物市場とPEARL/USDCの現物取引ペアで、トレーダーや調査担当者がオンチェーン取引所の活動を確認する手段が増える。

主なポイント

  • 対象は暗号資産、コモディティ、米国株の無期限先物市場に加え、Pearlの現物取引に及ぶ。
  • CoinGeckoは取引高、建玉、スプレッドなどの市場データを提供する。
  • 今回の変更は、新たな取引所や市場の立ち上げではなく、第三者によるデータアクセスを追加するもの。

目次

Margin Tradeのユーザーが新たに確認できるデータ

同社によると、ユーザーは先物と現物の各取引所ページで、取引ペア、取引高、建玉、スプレッド、公表手数料体系を確認できる。両ページはCoinGeckoのAPIでも利用でき、ウェブサイト以外からのアクセスも可能になる。

発表に記載された27の無期限先物市場には、ビットコイン、イーサ、Solana、原油、Intelなどの米国株へのエクスポージャーが含まれる。現物ページでは、AI計算をマイニングに利用する有用性証明(proof-of-useful-work)ネットワーク、PearlのPEARL/USDCが対象となる。

実務上の変化は可視性の向上だ。市場参加者は、取引プラットフォーム独自のインターフェースだけに頼らず、外部データサービスを通じて取引所の活動を確認できる。ただし、掲載されたこと自体は、市場の流動性や約定品質を裏付けるものではない。

項目詳細
標準市場のテイカー手数料0.05%
標準市場のメイカー手数料0.01%
PRL-USDのテイカー手数料0.15%
PRL-USDのメイカー還元0.05%

Pearl無期限先物の公表手数料は異なる

CoinGeckoのMargin Trade先物手数料体系では、標準市場とPRL-USDが区別されている。標準市場ではメイカーとテイカーの双方に手数料がかかる一方、PRL-USDではテイカー手数料が高く、メイカーには還元が支払われる。

PRL-USDの手数料区分は、発表に記載されたPEARL/USDCの現物ペアとは別のものだ。取引所の現物商品と無期限先物商品を比較する際には、これらの名称を区別することが重要となる。

1つの口座で現物取引と無期限先物取引に接続

Margin Tradeは2026年6月にメインネットでローンチし、既存のPRL無期限先物市場に加えて、6月30日にPRL現物取引を追加した。この取引所はSolayer Labsのコントリビューターによって構築され、Solana上で完全にオンチェーンの中央指値注文板を運営している。

同プラットフォームは単一のクロスマージン口座を採用し、ポジション間で担保を共有する。Margin Tradeによると、同社はノンカストディアルで、ポジション、資金調達料の支払い、証拠金の更新、清算はオンチェーンで決済される。CoinGeckoのトラッキングは、既存の取引環境にデータアクセス層を追加するものであり、口座や決済の仕組みを変更するものではない。

まとめ

Margin Tradeの発表により、既存市場のデータへのアクセスが拡大する。掲載だけを流動性の深化の証拠とみなすのではなく、専用ページで確認できる取引高、建玉、スプレッドを継続的に注視すべき指標とする必要がある。

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