2026年10月22日、米国のビットコインETFから6億3,549万ドルが流出し、ビットコインが8万2,000ドルを下回るなか、3営業日連続の純流入が途絶えた。SoSoValueのデータによると、1日の純流出額としては6月25日以来の大きさで、総額の約74%をBlackRockとFidelityのファンドが占めた。

主なポイント

  • 米国の現物ビットコインETF12本のうち5本で資金流出を記録した一方、資金流入があったのはMorgan StanleyのMSBTのみだった。
  • 今回の流出により、直前の3営業日に流入した約10億8,000万ドルの一部は相殺されたが、全額ではなかった。
  • ビットコインはBinanceで8万1,416.09ドルで取引を終え、前営業日比3.18%下落した。

目次

ビットコインETFの資金流出は大手2ファンドに集中

資金流出を主導したのは、BlackRockのiShares Bitcoin TrustとFidelityのWise Origin Bitcoin Fundだった。ARK 21Shares、Grayscale、Bitwiseの商品からも資金が流出した一方、Morgan StanleyのMSBTには233万ドルが流入した。

前日の10月21日には、純流入額が5億2,841万ドルに達していた。BlackRockのファンドは10月22日だけで、前営業日に集めた2億3,500万ドルを上回る資金を失った。

取引終了後、10月の累計純資金フローは約1億7,450万ドルの流出となった。それでも、各ファンドの設定以来の累計純流入額は573億2,000万ドルとプラスを維持し、純資産総額は1,047億1,000万ドルだった。SoSoValueのデータが示した。

項目詳細
BlackRock IBIT2026年10月22日に2億5,405万ドルの純流出
Fidelity FBTC2億1,746万ドルの純流出
ARK 21Shares ARKB1億943万ドルの純流出
Grayscale GBTC2,953万ドルの純流出
Bitwise BITB2,735万ドルの純流出
Morgan Stanley MSBT233万ドルの純流入

レバレッジポジションの清算を受けビットコインが下落

ビットコインの10月22日のBinanceでの終値は、前営業日の8万4,093.42ドルから下落し、10月4日の終値ベースの高値8万6,530ドルを約5.9%下回った。イーサも2,400ドルを割り込んで取引された。

CoinGlassのデータによると、24時間で約4億600万ドル相当の暗号資産ポジションが清算され、約9万人のトレーダーに影響が及んだ。清算の大半はロングポジションだった。

ETFからの資金流出と価格下落は同時に起きたが、数値からは一方が他方を引き起こしたとは確認できない。また、直前に3日間続いた資金流入を踏まえると、単日の動きだけで需要が持続的に変化したと判断することもできない。

次の予定された政策イベントは連邦準備制度理事会の会合

連邦準備制度理事会(FRB)の2026年10月の会合日程では、次回の連邦公開市場委員会(FOMC)会合は10月27~28日とされている。したがって、10月28日は2日間にわたる会合の最終日であり、単独の会合日ではない。

日程が示すのは政策会合の開催時期であり、会合の結果や、その後の暗号資産価格およびファンド資金フローの方向性ではない。

結論

10月22日の資金流出により、好調な資金流入が続いた流れは中断したが、完全に帳消しになったわけではない。今後のETF資金フローで反転が続くかどうかを見極めるうえで、10月27~28日のFRB会合が次に注目される予定の政策イベントとなる。

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