Ladderの2026年第3四半期は利益が増加し、分配可能利益は4,470万ドル(1株当たり0.35ドル)に達した。ジャクソンビルのオフィスキャンパスの売却が業績を支えた。同社は10月16日、9月30日終了四半期の業績を発表し、新規投資額は7億300万ドルだったと報告した。その大半は融資ではなく、高格付けの有価証券だった。

主なポイント

  • 信用損失の償却後、分配可能利益の1株当たり額は前四半期の0.24ドルから0.35ドルに上昇した。
  • 四半期の新規投資額7億300万ドルのうち、有価証券の購入が4億8,100万ドルを占めた。
  • 延滞利息の計上を停止した2件の融資は合計6,100万ドルだった一方、経営陣は把握している信用問題に悪化は見られないと述べた。

目次

ジャクソンビルの不動産売却がLadderの利益を押し上げ

Ladder Capitalの2026年第3四半期決算発表によると、信用損失引当金の償却前の分配可能利益は1株当たり0.38ドルで、前四半期の0.24ドルを上回った。350万ドルを償却した後の分配可能利益は1株当たり0.35ドルだった。

分配可能利益は、減価償却費、一部の未実現損益、計上時期の差異などを調整する、非GAAPの業績指標である。普通株主に帰属するGAAP純利益とは異なり、同純利益は6,590万ドル、希薄化後1株当たり0.53ドルだった。

フロリダ州ジャクソンビルのネットリース方式のオフィスキャンパス売却により、分配可能利益ベースで3,100万ドル、GAAPベースで約6,600万ドルの売却益が発生した。この差が生じるのは、Ladderの分配可能利益の算定で、過去に認識した減価償却費および償却費に相当する不動産売却益の部分を除外するためだ。

減価償却前簿価は1株当たり13.44ドルから13.50ドルに増加した。信用損失引当金の1株当たり0.35ドルを控除した後の数値である。

項目詳細
純金利収入第3四半期は2,880万ドル。2026年第2四半期は2,820万ドル。
固定金利負債のクーポン加重平均クーポンは5.3%。
無担保資金調達負債総額の69%。
担保設定のない資産総資産の73%。
ネットリース不動産ポートフォリオ148物件。残存リース期間は平均6.4年。

有価証券の購入が新規融資を上回る

Ladderは四半期中、主にAAA格の有価証券に4億8,100万ドルを投資し、貸借対照表に計上する融資を7件、合計2億2,200万ドル組成した。年初来の融資組成額は14億ドルに達し、2025年の実績と同水準となった。

最高経営責任者(CEO)のBrian Harris氏は、金利上昇により取引が成立しなくなり、買い手が価格の引き下げを求めたため、買収案件のパイプラインが鈍化したと述べた。Ladderは資本を有価証券に振り向けた。経営陣によれば、有価証券は融資を実行する柔軟性を保ちながら資金を流動的な形で保有できる投資先だという。

有価証券ポートフォリオは約23億ドルで、加重平均利回りは5.5%、加重平均デュレーションは約3年だった。約99%が投資適格で、97%がAAA格だった。これらの格付けが示すのは信用力であり、市場価値の変動に対する保護ではない。

資金調達構成が金利感応度を支える一方、信用リスクは残る

Ladderは、即日利用可能なリボルビング信用枠を含む7億8,400万ドルの流動性と、主にAAA格の有価証券を中心とする12億ドルの担保設定のない資産を報告した。調整後レバレッジは2.5倍だった。

変動金利資産は利息収益資産の92%に当たる48億ドルを占め、負債の57%は固定金利だった。経営陣は、SOFRが25ベーシスポイント上昇するごとに、四半期の分配可能利益が1株当たり約0.01ドル増加すると試算した。これは感応度の試算であり、利益予想ではない。

2件の融資は利息計上停止の対象となっており、帳簿価額の合計は6,100万ドルだった。対象はロサンゼルスのホテル融資とミネアポリスのオフィス融資である。350万ドルの償却はミネアポリスの融資に関連し、その帳簿価額は990万ドルに減少した。

信用損失引当金は約4,400万ドルで、融資ポートフォリオの1.48%に相当した。Harris氏は、把握している信用問題は安定しており、引当金は十分だと述べた。この評価は経営陣の判断に基づく。

投資支出と並行して自社株買いを継続

Ladderは第3四半期に、加重平均価格9.38ドルで820万ドル相当の自社株を買い戻した。年初来の買い戻し額は2,960万ドルとなり、承認済み枠のうち8,380万ドルが残っている。

Harris氏は、債券保有者への配慮を条件に、現在の株価水準に近い価格で株式の買い戻しを続ける意向だと述べた。残る承認枠は買い戻しを可能にするものであり、Ladderが全額を実行する義務を負うものではない。

同社はまた、第3四半期の配当を1株当たり0.23ドルと決定し、2026年10月15日に支払った。

結論

次の事業上の節目は、2026年末までに予定される、古い融資1億ドル超の返済だ。Harris氏は返済が実現すると確信していると述べたが、返済はまだ行われていない。完了すれば、Ladderの旧来型融資へのエクスポージャーはさらに縮小する。

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