エア・カナダは2026年10月16日、2027年夏にトロント―ルイビル、モントリオール―インディアナポリス、エドモントン―ニューアークを結ぶ新路線を開設すると発表した。提携先のユナイテッド航空も国境を越える新路線を3路線計画している。また、両社は、規制当局の承認を条件に、国境を越える共同事業契約を更新・拡大することで合意した。
要点
- エア・カナダは米国路線を3路線新設し、エドモントン―サンフランシスコ線には大型機を投入する計画。
- ユナイテッド航空はニューアークとデンバー発のカナダ路線を新設するほか、既存路線の運航容量を拡大する計画。
- 両社は改定した提携契約をカナダ運輸省に提出し、承認を求めている。
目次
エア・カナダ、米中西部とニューヨーク地域へのアクセスを拡大
エア・カナダが発表した2027年夏の路線計画によると、トロント―ルイビル線は4月下旬に運航を開始し、続いてモントリオール―インディアナポリス線とエドモントン―ニューアーク線が6月に就航する。トロント―ルイビル線は5月に毎日運航へ増便される予定だ。
エドモントン―ニューアーク線により、ニューヨーク地域への直行便と、ユナイテッド航空のニューアーク・ハブを経由する乗り継ぎが利用可能になる。モントリオールとトロントからの新路線により、米中西部への直行アクセスも広がる。
エア・カナダはエドモントン―サンフランシスコ線に、より大型のエアバスA220型機を投入する計画だ。新路線の開設ではなく、輸送能力の増強となる。同社は同路線の座席数の増加率を明らかにしていない。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| トロント―ルイビル | 2027年4月28日~10月31日。最大で毎日運航、5月に毎日運航へ増便。 |
| モントリオール―インディアナポリス | 2027年6月1日~9月30日。毎日運航。 |
| エドモントン―ニューアーク | 2027年6月1日~10月17日。週4便。 |
ユナイテッド航空、ニューアークとデンバーからカナダ路線を新設
ユナイテッド航空は、ニューアーク―セントジョンズ線の季節運航に加え、2027年夏にデンバー―オタワ線とデンバー―ケベックシティ線を新設する計画だ。セントジョンズ国際空港の最高経営責任者(CEO)であるデニス・ホーガン氏は、ニューアーク便は10年以上ぶりに復活すると述べた。
同社はさらに、ワシントンD.C.―ケベックシティ間の運航便数を増やし、デンバー―ウィニペグ間の1日当たりの座席数を65%増やす計画だ。これらの変更には、新たな就航地と既存路線の輸送能力増強の両方が含まれる。ユナイテッド航空は新路線の詳細な運航開始日を発表していない。
提携拡大には引き続き規制当局の承認が必要
エア・カナダとユナイテッド航空は、改定・再編した国境越え共同事業契約について、承認を求める申請をカナダ運輸省に提出した。契約の更新・拡大について両社は合意しているものの、規制当局の承認はまだ発表されていない。
現行の取り決めは2022年に始まった。エア・カナダによると、この枠組みによりカナダ―米国間の新路線が20路線開設され、開始以来、両社の便を合わせて430万人超の旅客が利用した。
この提携は1,200以上の乗り継ぎ行程を支えている。エア・カナダによると、運航スケジュールの調整、運賃の統合、予約変更の取り扱いにより、旅客は乗り継ぎの選択肢と、運航に支障が生じた際の柔軟性を高められる。また、米国との乗り継ぎに同社の国内線網を利用する顧客は毎年約200万人に上り、新たな直行便が就航する空港以外にも提携の効果が広がっているという。
結論
最初に運航を開始する予定なのは、2027年4月28日のトロント―ルイビル線で、その後、エア・カナダが6月に2路線を追加する。提携拡大に関する規制当局の審査は、これとは別に未完了の手続きとして残っている。
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