Indian Bankの2027年度第2四半期の利益は前年同期比14.7%増の₹3,460 croreとなり、Emkay Globalは2026年10月16日付の評価で「買い」判断と目標株価₹1,000を維持した。融資の伸びと純金利収入の増加が判断を支えた一方、外貨預金の調達が報告上の貸出増加率を押し上げており、追加の信用損失引当がリスクとして残る。
主なポイント
- 貸出残高は16.4%増加し、純金利収入は前年同期比17.8%増となった。
- Emkayによると、経営陣は2027年度の貸出および預金の成長率見通しを引き上げた。
- 予想信用損失に必要と見積もられる引当額は、既存の引当額を₹1,000 crore上回る。
目次
Indian Bank、貸出の伸びとともに利益増
Emkayのレビューによると、2026年9月期も事業の堅調さが続き、純金利収入は利益を上回る伸びを示した。リテール、農業、中小零細企業向け融資から成るRAMポートフォリオも拡大し、資産の質も改善した。
Indian Bankの2026年9月期の財務結果掲載ページには、2026年9月30日終了の上半期に関するプレゼンテーション、プレスリリースおよび未監査業績が掲載されている。Emkayが取り上げた四半期業績は、この報告期間に含まれる。
ただし、証券会社は、報告上の貸出残高の伸びの一部が、非居住者向け外貨預金(FCNR(B))の調達による恩恵を受けたと指摘した。見出しの伸びのうち、どの程度が基礎的な貸出の勢いを反映しているかを評価するうえで、この点は重要となる。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| RAM向け貸出残高の伸び | 2027年度第2四半期に前年同期比17.7%増。 |
| 総不良債権比率 | 1.61%。 |
| 純不良債権比率 | 0.14%。 |
| FCNR(B)預金の調達額 | ₹210 billion(₹21,000 crore相当)。 |
成長率見通しの引き上げが次の事業上の試金石に
Emkayによると、経営陣は2027年度の貸出残高の成長率見通しを13~14%、預金の成長率見通しを11~12%に引き上げた。これらは通期目標であり、すでに終わった第2四半期の成長率とは異なる。
経営陣はまた、レポ金利の波及と預金金利改定の遅れを背景に、2027年度第3四半期の純金利マージンが5~7ベーシスポイント拡大するとの見通しを示した。予想されるマージン改善は、報告済みの実績ではなく、あくまで見通しである。
引当が「買い」判断の重しに
同行は、予想信用損失に対する引当として累計₹2,500 croreを計上している。影響額は₹3,500 croreと見積もられており、追加で₹1,000 croreの引当が必要となる可能性がある。Emkayは、これには満期保有目的債券の評価額変動による影響は含まれていないと指摘した。
Emkayは、2026年10月16日付の評価で示された参考市場価格₹853に対し、目標株価₹1,000を維持した。この目標株価は証券会社による評価であり、会社の業績予想でも、将来の株価を保証するものでもない。
証券会社は、成長と資産の質に影響を及ぼすマクロ経済の混乱、および財務基盤の弱い公的銀行との合併の可能性をリスクとして挙げた。合併シナリオはリスク評価であり、発表済みの取引ではない。
結論
次の事業上の節目は2027年度第3四半期であり、そこで業績を通じて、見通しとして示されたマージン拡大が実現するかどうかが明らかになる。修正後の通期成長目標に向けた進捗と、残る予想信用損失の引当必要額も注目点となる。
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