SpaceXは2026年第3四半期に業績が回復し、売上高は前年同期比161%増の146億ドル、純利益は44億ドルとなった。これに加え、SpaceXとテスラは統合の可能性を検討する委員会を設置したが、取引について合意には至っていない。

主なポイント

  • 四半期売上高はアナリスト予想の127億2,000万ドルを上回った。
  • セグメント売上高が75億6,000万ドルに達し、スーパー・インテリジェンスがSpaceX最大の事業部門となった。
  • テスラとの統合は引き続き検討中であり、取引が実現する保証はない。

目次

SpaceX、第3四半期に黒字転換

SpaceXの四半期報告書は、2026年9月30日までの3カ月間を対象としている。同社は営業利益28億ドルを計上し、純損益は2025年の同四半期に計上した10億5,000万ドルの損失から黒字に転じた。

売上高は、示されたアナリスト予想を18億8,000万ドル、約14.8%上回った。この比較は予想に対する実績を示す一方、前年比161%増は前年の同時期と比べた同社事業の成長を示している。

純利益は営業利益を上回った。提示された財務概要ではその差を生んだ項目が説明されていないため、この2つの指標を営業実績を示す同等の指標として扱うべきではない。

項目詳細
2026年第3四半期の売上高146億ドル、前年同期比161%増
アナリストの売上高予想127億2,000万ドル
営業利益28億ドル
純損益44億ドルの利益、前年同期は10億5,000万ドルの損失
SIの売上高75億6,000万ドル、前年同期は8億1,300万ドル

スーパー・インテリジェンスが最大事業に

最高財務責任者(CFO)のブレット・ジョンソン氏は、業績を牽引した要因として、Starlinkの衛星インターネット事業の成長と、スーパー・インテリジェンス(SI)事業の急速な拡大を挙げた。

SIの売上高は、前年同期の8億1,300万ドルから75億6,000万ドルに増加した。このセグメントは四半期売上高全体の約52%を占め、同社最大の事業部門となり、売上構成の中核を担った。

テスラとの統合は引き続き検討段階

イーロン・マスク氏は、両社が高度な人工知能開発の段階に近づく中、SpaceXとテスラの統合は価値を生み出す可能性があると示唆した。両社の取締役会は、統合の選択肢を検討する特別委員会を設置した。

委員会による検討は、合意済みの合併を意味するものではない。決定はまだ下されておらず、取引が実現する保証もない。マスク氏の発言は、確定した条件や取引価値、完了時期を示すものではなく、想定される戦略的な理由を説明している。

結論

SpaceXの業績は前年比で大幅に改善し、SIは現在、四半期売上高の半分超を占めている。今後注目されるのは、特別委員会がテスラとの統合について結論を出すかどうかだ。現時点での検討によって、取引が進むことが決まったわけではない。

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