SpaceX株は2026年10月22日に9.14%下落した後、10月23日の時間外取引で下げ幅の一部を取り戻した。投資家が未解決のTeslaとの合併の可能性、新たに売却可能となったインサイダー保有株、大規模な設備投資計画に直面する中で売りが広がった。Teslaも木曜日に3.08%下落した。

要点

  • SpaceX株は金曜日早朝に反発したものの、木曜日の下落の一部を回復したにとどまった。
  • Teslaとの合併の可能性は引き続き検討中で、取引条件は何も決まっていなかった。
  • 報じられた無線通信基地局をめぐる協議は、発表済みの合意ではなかった。

目次

SpaceX株、木曜日の下落の一部のみを回復

SpaceX株は金曜日の取引開始前、米東部時間午前9時7分時点で1.98%上昇した。木曜日の取引では1株当たり14.56ドル下落していた。時間外取引での反発後も、株価は水曜日の終値159.31ドルを大きく下回った。

同じ時間外取引の時点でTesla株はほぼ横ばいとなり、0.11%下落した。木曜日には1株当たり11.89ドル下落していた。両銘柄は市場全体が軟調な取引となる中で値下がりし、ナスダック総合指数は2.6%、S&P 500種株価指数は1.2%下落した。

これらの株価は異なる取引時点のスナップショットを示すもので、金曜日の取引を終えた時点のものではない。また、株主保有分の市場価値の変動を示しており、実現した現金損失を表すものではない。

項目詳細
SpaceX、10月22日終値1株当たり144.75ドル
SpaceX、10月23日時間外取引米東部時間午前9時7分時点で147.61ドル
Tesla、10月22日終値1株当たり374.58ドル
Tesla、10月23日時間外取引米東部時間午前9時7分時点で374.15ドル

合併の検討と支出計画は未解決のまま

SpaceXの提出書類によると、特別委員会はTeslaとの合併の可能性について、何ら決定を下していなかった。取引には、支配株主であるElon Muskの承認が必要となる。したがって、検討中であることを合併合意済みとみなすべきではなく、取引条件も設定されていなかった。

また、IPO後の売却制限が緩和されたことで、約9億1,150万株のインサイダー保有株が売却可能となった。売却可能になったことは、実際に当該株式が売却されたことを意味しない。

一方、SpaceXの第3四半期の設備投資額は196億ドルに達し、前年同期の69億ドルから増加した。経営陣は第4四半期の支出額を350億~400億ドルと見込んでいる。この計画された増額は、追加の資金調達と実行を伴う取り組みを意味する。ただし、木曜日の株価下落に各要因がどの程度寄与したかを、入手可能な情報から切り分けることはできない。

無線通信事業の拡大をめぐる協議は成立済みの取引ではない

金曜日早朝の取引に先立ち、SpaceXが全国規模の無線通信ネットワーク向けに米国内約8万カ所の携帯電話基地局を利用することについて協議していると報じられた。相手候補としてCrown CastleとAmerican Towerの名が挙がった。これらの協議によって、契約が締結されたことや、いずれかの企業が何カ所の基地局を提供する可能性があるかが確定したわけではない。

Crown Castleの鉄塔および屋上インフラは、このような施設がネットワーク拡大をどのように支えるかを示している。同社によると、こうした施設は無線通信事業者が通信エリアを拡大または強化するために利用する。これはインフラの役割を説明するものであり、SpaceXとの交渉や提案されている基地局数を確認するものではない。

結論

SpaceX株の次の株価確認の節目は、10月23日の通常取引終値となる。早朝の反発は一部にとどまり、Teslaとの合併の可能性や基地局をめぐる協議は未決着のままだった。

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