Nedermanの2026年第3四半期の利益は、為替変動の影響を除いた受注高が約12%増加した一方で、前年同期の水準を下回った。10月21日の決算説明で経営陣は、顧客の活動が活発化し、受注残も増加していると説明したが、年初の受注低迷がなお売上と利益を押し下げていると述べた。

主なポイント

  • 4部門すべてで受注が増加し、プロセステクノロジーが32%増とけん引した。
  • 第3四半期のEBITAは前年同期の1億6,600万SEKから1億3,100万SEKに減少したが、前四半期比では改善した。
  • プロセステクノロジーの大型受注が売上に寄与するまでには時間がかかり、最大の受注の大部分は2027年に持ち越される。

目次

Nedermanの利益回復は受注回復に後れ

第3四半期の売上高は、Nedermanにとって2026年に入ってからの四半期ベースで最高となり、収益性も最も高かった。それでも、年初の受注低迷の影響が遅れて表れたため、いずれも2025年同期を下回った。

今回の発表では、受注と計上売上高の違いが重要となる。受注残の増加は見通しを改善するものの、特にプロジェクトの納入期間が長い事業では、売上高や利益率が直ちに回復するわけではない。

経営陣は営業キャッシュフローが堅調で、純有利子負債の減少に寄与したとも説明した。CFOのMatthew Cusickは、市場の勢いが12カ月前と比べて明らかに強まっていると述べた。CEOのSven Kristenssonは、この勢いが続く可能性に自信を示した一方、確約は避けた。

項目詳細
プロセステクノロジーの収益性Q3の調整後EBITDA利益率は7.4%。
ダクト・フィルターのオーガニック成長率2026年Q3は8.1%。
ダクト・フィルターの売上高2億1,900万SEK、7.6%増。
ダクト・フィルターの収益性調整後EBITDA利益率はQ3が19.9%、年初来が19.3%。
トーマスビル倉庫の自動化2027年第2四半期末までの完了を予定。

プロセステクノロジーは納入サイクルが長期化

プロセステクノロジーの受注高は、1件の大型受注と複数の中型契約に支えられ、年内で最も高い四半期水準となった。経営陣は、アメリカ大陸とインドでの需要に加え、アフターマーケット事業が引き続き成長している点を強調した。

販売数量の減少と不利な販売構成により、収益性は引き続き制約された。サービスの寄与拡大が下支えしたものの、繊維・テキスタイル事業の構成比上昇が、従来から収益性の高い欧州の鋳造・製錬事業との比較で重しとなった。

Cusickは、第4四半期の受注残が前年同期を上回り、Q4はより好調になるはずだと述べた。ただし、夏半ばに受注した最大案件の売上高の大部分は2027年に計上される見込みだ。Kristenssonによると、通常の納入期間は6~9カ月。

サービスの成長が利益率を下支え、ただし留意点も

サービスおよびアフターマーケット事業は現在、グループ売上高の約23%を占める。Cusickは、この比率について、サービスの成長だけでなく、ソリューションの売上高が望ましい水準を下回っていることも一因だと注意を促した。それでも経営陣は、アフターマーケット事業が最も収益性の高い事業であることから、長期的にはその売上高をソリューション事業より速いペースで伸ばしたい考えだ。

Nederman SAVEの風量制御製品は、省エネ製品、改修キット、監視機能を拡充する経営陣の広範な取り組みの一環だ。Kristenssonによると、同社は米国で半導体、石油・ガス、石油化学などの業界向けに、現場での営業体制も強化している。

半導体分野の商機はなお初期段階にある。Cusickは、当四半期にアジアで1件の受注があったことを確認したが、売上高への寄与はまだない。Kristenssonが示した年間数千万スウェーデンクローナの売上高の可能性は、この取り組みが成功した場合のものであり、実現済みの売上高や確定的な予測ではない。

部門別業績にはばらつき

ダクト・フィルターテクノロジーは、受注の増加、販売数量の拡大、北米および欧州での製造・物流効率化への投資の恩恵を受けた。

モニタリング・制御テクノロジーは、アジアでの事業基盤構築に伴うコストと、従来収益性の高かったEMEA地域での売上減少に直面した。特に米国での公共支出の減少を受け、ポータブルユニットも引き続き圧力を受けた。

抽出・ろ過テクノロジーでは、EMEAおよびAPACでの基盤事業の改善と、米国での大型受注の一部再開が受注を下支えした。売上高は年内で最も高い四半期水準に達したが、1月と2月の受注が非常に低調だったため、2025年Q3を下回った。

結論

Nedermanの利益にとって次の試金石は、受注残の増加が売上高と利益に結び付くかどうかだ。経営陣は、プロセステクノロジーの第4四半期が前年同期より好調になると見込む一方、最大案件の売上高への寄与は2027年まで続くとしている。

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